住まいの入口どちらが良いか?
非常に暑い日が続くと、わが家の入口が北側で良かったとつくづく思う。
第一に外に出るときの暑さの衝撃がない。
第二に車が建物の日陰となっていて、すぐに運転できる。
また、車に優しい。車内機器も安心で紫外線によるヘッドランプ等の樹脂の変色も
少ない。
いや待てよ、梅雨の季節には陽が当らない踏石やポーチ土間(土を固めたもの)の苔掃除が大変だった。
雪が降れば入口の雪はなかなか溶けず参ったではないか。
とはいうものの、設計者ですから机上で解っています。
いや、設計者でなくても解ることですね。
住み慣れた場所、ここイイネと思った場所ならば、
住まいの入口どちらが良いかではなく、設計で対策をすれば良いことですね。
床下収納について考えた
住宅建材は見かけによらず高額である。
クライアントには、電化製品などの金額と比べ必要の有無を確認する。
床下収納という商品がある。
収納樹脂ケースと蓋で出来ており、1階床下設置の場合は収納ケースを取外すと床下点検口となる。
保存瓶や缶詰めなどを収納し、キッチンに取りつけることが多い。
住まいを考え、参考本をみたり住宅展示場を回った建主。住宅営業、設計に関わる人の多くは、1階床下の点検口は一般木造住宅では必須であり、収納ケースが数千円で購入できるならまあ良いかとなる。
樹脂ケースは30Lか60L程度、点検口必要→キッチンに床下収納欲しい(おすすめ)→(断熱仕様)点検口2万+収納ケース5千、60Lは倍価格なので30Lでもまあ良いかとなる。
疑うことなく建物金額に上乗せとなる。
色々迷うところが多い。
点検口2万高いな、樹脂ケース不要では、どうしよう。
床下は温度が比較的安定しているので野菜の保管にもいいな。
床下は広いのでなんでも収納できるなということになる。
一般品が保存瓶、缶詰め保管とあるのは販売上保管に難あり(虫害、獣害)と判断される品除外、設計施工不具合で湿気の籠る床下対応なども考えてのことではとなる。
自宅では、玄関に設置し保存可能なイモ類、ネギ類は大量購入して収納している。
温、湿度計も設置しているので床下の状態も常にわかるのでとても便利だ。
生協での購入もあるので配達即収納となる。
山小屋では床下全体を収納庫とし少し高めに床を設定している。
室内湿気対策でもある。
位置は資材やペレットの搬入を考えた。
点検口は床板と断熱材を取外し使用、把手金物のみで大した費用はかかっていない。
建材メーカーのおもい、設計者の思い、クライアントの想いが建物価格を大きくしている。
製作キッチンは自由だ
住まいの既製キッチンの表面材は鏡面塗装や樹脂系のシートで出来ています
傷が付くと綺麗な補修は困難と思います。
キッチンは今までの経験より丈夫であり、こまめな修理が出来なくてはならないと考えていました。
そこで考えたのは製作塗装仕上のキッチンです。
食洗機が故障し交換しましたが、シナ合板をパネルとしDIYで同色塗装しました。
また、キッチン脇に設置したドラム式洗濯機の取替では、製品の高さが大きくなり扉下カットをDIYで行いました。練芯材だから可能です。
扉の塗替えもDIYです。
塗り替えればまた綺麗になります。
金物も長く使用すれば不具合がおきます。
引出しの締まりが悪くなったところにラッチをつけたりしています。
掘り込み手掛けでしたがDIYで引手を取付ました。
塗装仕上なのでまたもとに戻しても取り付けた場所はもとに戻せます。
LCC(ライフサイクルコスト)と快適性でいえば製作キッチンは優れものです。
センサーライトでバスタイムを楽しく
緑を見ながらゆっくり湯舟につかる。
快適なひと時です。
しかし、窓は引違のため眺めを優先とすると、頭の部分に外の冷気が当たらず長湯が出来ないのが不満でした。
電池式センサーライトは2千円程度で購入できます。
試しに湯舟でセンサーが感知できる外部で窓前の緑に明かりが当たるようにセットしてみました。
冷気と緑獲得に成功。
今咲いているポーチュラカは夜には花を閉じてしまいます。
次は窓前の緑のアレンジです。
住まいの設計「あれもこれも」
コンパクトな住まいづくりを考えている方へ、
生活をより豊かに送れるようにするには、よくある間取りでなく状況に応じたあれもこれもの設計や生活の工夫が必要です。
我が家の設計の一部であるバルコニー回りについてご紹介します。
東道路の突き当りの30坪の敷地に建物はL字にして、駐車場と緑を置き取り囲むようにしました。
玄関はアプローチを長く緑をくぐって出迎えます。隣地と距離をとり準防火地域、延焼外の製作木製扉です。
バルコニーは東向き柱をつけ独立させ木製バルコニーとしています。(*行政により可、不可があります。)
緑と木がとても好きで落ちつくからです。
東側向きは朝日が入り快適に、緑環境にも適しています。
アプローチ手前がジュンベリーで花、実、紅葉が素敵ですが手がかかる木です。
奥がアオハダ。株立ちで葉も小型で爽やかです。
(TAMブログ、住まいの環境にコメントしています。)
緑は適度に視界を遮り、2階窓から来客や配達人を見ながらインターホンの受け答えをしたり、バルコニーでの一時を楽しくさせてくれます。
建物が日陰をつくり、季節により快適な場所を選ぶことが出来ます。
物干しの時、日差しの強い日は日陰より出入りします。
バルコニー越しに見る緑は何時もこころを落ち着けてくれます。
特に朝起きて一日を始めるときブラインドを上げ、窓を開け緑が目に入るのがとても好きです。
ときには、蝶々や野鳥がくることも、セミの音も楽しみです。
バルコニーの木製トレリス部分は物干し場です。
脱衣、洗濯、物干しはわずか数歩でとても便利です。
浴室前が物干し場なのでバスコート兼用でもあります。
木製トレリス(既製品で定期取替と経済性で選定)で物干しを外より隠し、日がより長く当たり、室内からも見えづらい位置としています。
浴室内の照明はつけず外部照明に反射する緑を眺めての入浴です。
洗面所の明かりがドア越しに適度な照明となっています。
浴室窓は風を通し浴室を清潔にし、毎日の清掃では窓越しに花をみて変化を楽しんでいます。
ときには浴室の蓋、イス、桶、ブラインドを清掃し窓より出してバルコニーで天日干しを行います。
バルコニーの物干しは目隠しトレリスの取付枠、手摺受となっており、枠を利用して屋上点検の梯子掛け、TVアンテナの取付柱にも利用しています。
バルコニーには季節の飾りつけをします。
5月には鯉のぼりをあげ、
12月にはクリスマス飾りをつけます。
設計で考え、生活していく中でも工夫と実行が大切です。
住まいづくりを楽しみましょう。
山小屋のカビ対策
富士山1000mにある十里木高原の山小屋の立地は樹木に囲まれ湿気が多い。
新築当時はカビ点検、処理など来訪時の最初の仕事だったが、
5年目となり木造りの材料の湿気はほとんど抜けて、滞在中は常に2台の除湿機を回して湿気を抜いて退出するので、来訪時の室内の気になる湿気、異臭はない。
ベッドカバー等は常に持ち帰り洗濯乾燥させて除湿剤入りケースに入れてあるので問題はなし、洗濯ものも浴室を乾燥室として除湿機を回しているので、乾燥状態で収納できる。
使用後の木張りの浴室の乾燥にもなり一石二鳥、いまだに黒カビ一つない。
留守中も空気清浄機をつけて発生する菌類を捕集しているが、
梅雨前ということもあり、除湿剤交換とともに、退出時にエアゾールタイプの防カビ材を使用してみた。
大手メーカーのものは効果小でも安全性、環境配慮はあると思い使用した次第である。
後で調べると、成分はIPMP(歯磨き粉、ニキビケア)、エタノール、DME(ガス)とのこと。
また、以前クッションにカビ臭がでて丸洗いしたこともあるので、ダニスプレーを天日干し後の布製品に使ってみた。
こちらはフェノトリン(ピレスロイド系)とのこと、我が家ではヒバ油(虫除け)、エレミ油(芳香)の天然成分剤を使用しているが、時間が空くので気にはならない。
月に1回行ければと思っているので、今回この方法がうまくいけばこれをルーティンワークとすれば良い。
防カビ、防ダニ材も食料買出しのスーパーで見つけたもの、種類が豊富でどれにするか迷ってしまったが、地場に合った品ぞろえなのでしょう。