TAMの家づくり

住まいづくりを楽しむ、住まいを楽しむ

収納のDIY

私どもの収納設計は、希望する使い方、内容をお聞きし、細かなところまで計画し提案していきます。

造作収納、製作収納が多いのはデザイン性とともに生活に合わせたものがつくれるからです。

しかしながら、暮らしていくうちにはより良い工夫をしたいものです。

製作収納(家具)はは堅牢さとともに加工性を考え本体、扉共に木製ソリッド材(無垢、集成、積層等)としています。

どこでもビス打ち、穴あけが出来て簡単なDIYをすることが出来ます。

わが家も収納の懸案事項がたまってきましたのでいくつかのDIYを行いました。

下足棚、クローゼット棚の追加とプリンター棚です。

購入先の棚板木材料を確認し、出来るだけ大判板材からのカットで無駄のでないようにします。

綺麗に仕上げるために、材料カットは購入先ホームセンターで行います。

1カット60円です。

既存箱内の棚受は既存と同じ金属ダボを購入し、本体がソリッド材のため、穴あけ、打ち込みだけで後は棚を乗せるだけです。

カット材の小口、角はサンドペーパー掛けを行うとより良い仕上がりとなります。

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クローゼット小物棚2段、金属ダボ受

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クローゼットバック棚

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下足棚3段、金属ダボ受

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材料費

棚:パイン集成材 4,928円、カット代 462円、金属ダボ 1,198円、木ネジ(手持)

合計 6,588円

 

プリンター棚

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材料費 

棚:パイン材 6,091円 カット代 198円 棚受アングル 1,012円 木ネジ 426円

合計 7,727円

 

別途コート入れ小物棚5段 棚受アングル

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材料費

棚:ホームセンターパイン端材 250円 カット代 528円 棚受アングル 590円

木ネジ 221円 合計 1,589円

ホームセンターには経済的な端材もあります。

楽しくDIYをし、便利になればと思います。

如何でしょうか?

 

 

ザノッタ・サッコのカバー

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イタリア家具メーカーのザノッタ社サッコは今から50年以上前に発表されました。

袋(サッコ)にスチレンビーズを入れたシンプルなもので形状がユニークです、当時はとても前衛的なものでした。MOMAの収蔵品でもあります。

わが家に来たのは14年前に住居兼アトリエが出来たときです。

ソファの購入25年のマレンコ(イタリア・アルフレックス社)を芯材のウレタン、カバーを取替え、デザインに合うラウンジチェアとして購入しました。

袋の表面材がPVC(塩化ビニル樹脂)のため、数年で剥がれ始めてしまい、型崩れしてしまい長らくアトリエの片隅にありました。

カバーをつくろうと話していましたが、生地をどうするか、パートナーがデザインした生地(写真の背景の絵が原画の一つ)もありますが大柄だったり薄物だったり、DIYするかカーテン製作などでお世話になっているブライトさんに依頼するか、ここ数年の懸案でした。

きっかけはパートナーがウイリアムモリスのデザインが好きということ。

モリス生地は薄地で椅子張りには適していませんし高額です。

ブライトさんはモリス生地を利用して小物を製作販売もしています。

そこで、採寸図をつくり、端切れ材を一部分に入れることで希望金額に合うようにしました。

形も戻り懸案が無事解消されました。

わが家のリビングに復活ですが、ソファに置いてあるいくつかのクッションはソファと同じ生成地ですが、2つくらい同じモリス柄にしたら・・・と懸案が追加されました。

住まいづくりの楽しみは続きます。やれやれ。

 

 

 

十里木の山小屋、傷んだ外壁板を取り替える

十里木アトリエ工事に合わせ山小屋の塗装工事を行いました。

片流れ屋根の樋なしのため、屋根下部にあたる壁面は他の箇所に比べ雨がかりとなり、前面には樹木の枝葉が近いため外壁板の傷みがありました。

外壁材はDIYの部分取替を考えていましたので、流通材の貫材をビス止です。

傷んだ箇所は雨水が板裏に回っていました。

傷んだ板と一部胴縁も取替です。

胴縁も流通材ですが丁度アトリエ工事での同材があります。

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使用できるものは裏面にアトリエで使用した防腐剤を塗り、傷んだものは取り置きの材料に取り替えました。

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材料に合わせて胴縁部分でシーリングを入れ継ぎ足します。

2mほどの材料が足りないのでアトリエ工事で余りが出てから施工します。

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取替新旧です。

 

 

十里木アトリエ、休む暇なし

1週間おきの現場ですが、山の天候などもありゆったりした進行です。

外壁を張る前にストーブ煙突、電気配管、換気配管を行います。

暖房は今回もペレットストーブです。

小さなアトリエなので、母屋でも検討したRS-MINIとしました。

ペレットを購入しているところがこのメーカーのものの施工を行うことを知っていたので問い合わせたところ、丁度在庫をしておりお願いすることにしました。

煙突配管時に顔合わせと購入した熱交換換気扇のスリーブ取付を行ってきました。

30分ほどで終了、熱交換器のスリーブ穴もついでに開けてもらいました。

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解体現場で不要になった樹木をいただき十里木の山小屋に移植しています。

春のスミレとゴルフ場からの芝は良いのですが、熊笹蛇イチゴ、メヒシバ、アザミ等の現状を何とか変えたいと思っています。

庭に自生している山ザクラ、アシタカツツジも室内から綺麗に見えるように移植しています。

下草刈や庭の手入れの仕事は沢山あります。

アプローチ廻りの雑草はとても気になるところです。

シャラ、キンモクセイツツジを植えましたが地面は岩がごろごろしています。

良い機会なので雑草取りと土の掘り起こしをしてみました。

掘り起こした岩は縁石としました。

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雑草除けのために知り合いの施工者がつくっている手持ち樹皮マルチング材を入れました。

マルチング材がどの程度雑草除けになるか確認です。

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前庭も掘り起こし土壌改良をします。

邪魔にならぬように移植ツツジを縁に移動しました。

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アトリエのデッキに絡む2本のモミの木は高いところまで苔が一杯です。

枝落しついでに苔落としも行いました。

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休む暇なしです。

 

 

 

 

 

十里木山小屋の塗装改修

十里木山小屋が完成して丸6年です。

十里木アトリエの増築を機会に外壁等木部のDIY塗装を行います。

外壁の南面で日の当たるところはシルバーグレーに変色、西、北面はまだ生地色

です。東面は屋根流れ下となっていて雨がかりとなり、少々の黒カビ、木部腐朽の始まりが見られます。

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塗装は当初と同じキシラデコールやすらぎという生地色で行います。

フォレステージという乾きの早いタイプとしました。

雨の多い山の小屋づくりでは塗料の早い乾きはとても大事だと実際に作業してみて実感します。

アトリエの上棟時には建物の洗いです。

手持ちの家庭用高圧洗浄機を使います。

ノズルを洗浄面に近づけると木材など柔らかいものは容易に傷つきます。

南面のシルバーグレー化はまだ表面のため高圧洗浄で削り取りました。

削りとり表面は毛羽立ちますが、サンドペーパー掛けで落とします。

外壁は貫材でもともと安価な材料です。

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アトリエの構造金物確認時に購入床下換気口を取付てペーパー掛けを行いました。

塗装は、週末の2日間が前日好天で木部の乾燥が見込めるため曇り晴予想で決行です。

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テープ付養生シートは施工が便利です。

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軒裏は色変化、カビ等もなくとてもきれいです。

軽い洗いを行い1回塗装です。

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外壁は2回塗り、撥水しています。

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木部色変化の少なかった洗浄・ケレン・塗装後北面です。

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木部がシルバーグレーになってきた洗浄・ケレン・塗装後の南面です。

足場は、大工さんたちの手持ちで融通しあっているため早めの返却が出来ました。

 

 

 

 

 

Mさんの小屋づくり、完成です。

Mさんの小屋づくりが完成しました。

9坪500万山小屋モデルの2作目です。

建物はご希望で面積が増え、薪ストーブとなり、掃き出し窓を、使い勝手上シャッター付アルミ窓としました。

樹木伐採整地、地盤確認と対応、浄化槽設置、上水引込みなどもありました。

直営工事でしたが、大工さんが見つからず、建築・電気は工務店依頼となりました。

工務店経費はかかりましたが、LINEでの施工監理が出来ました。

現場から写真を送っていただきながらの確認です。話しながらなので遠景で見て気になる箇所は指示して撮影してもらいます。

こちらはPCなので写真を取り込み拡大してその場で確認します。

不具合箇所はトークで送っておきます。

設備の品番確認も写撮影で簡単に済みました。

ストーブ屋さんともLINEで施工状況確認を行いました。

建主報告、相談も写真を添えてLINEです。

シンプルな現しの構造ほど細部が大切なのですが、そこのところを図面では表記しているのですが、図面をよく見ずに勝手な判断が少し出てしまいました。

プレカットとした点は反省です。

作業者によりますが、金物位置の工夫、良材位置の判断が出来ておりません。

改善しなくてはなりません。

山小屋モデルは場所と状況が変わるので金額を含めなかなかスムーズとはいきません。

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グローエキッチン水栓K4の修理

住まいでは水栓などお気に入りを使いたいものです。

しかしながら、経年でのメンテナンスは必要です。

グローエの水栓は滑らかなハンドルの動きがとてもお気に入りですが、

使用14年目にしてキッチン水栓の動きが悪くなりました。

グローエの動きの基となるカートリッジは今まで水切れ不良で浄水器、バス水栓と変えてきたのですが、今回は動作不良のため、取替前提で分解清掃を行ったところ、また以前のように滑らかになったのですが、ハンドルカバーの割れとハンドルのヒビもあり、カートリッジ含めての交換としました。

K4の旧品の部品はやはり数が少なくなっています。

DIYでの修理のため、部品購入とともに32mmレンチを購入しました。

K4はヘッド部のシャワー切り替えの操作部樹脂カバーが経年で破損しやすく、9年前と4年前に2回交換しています。

住まいのメンテナンスも大変です。

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