TAMの家づくり

住まいづくりを楽しむ、住まいを楽しむ

十里木アトリエの電気工事

室内に手を加えやすいように、山小屋もアトリエも外断熱木構造現わしとしています。

山小屋の電気工事は床下から壁立上で通線をしていますが、そこだけ内壁を張り器具を取付ています。

アトリエではすべてを露出金属配管としました。

出来るだけローコストでシンプルで機能性を持たせるため、照明はスマホで操作できるブルートゥース電球、その他の設備器具は本体スイッチ付きのものとしました。

アトリエは山小屋の離れとなりますが、スマホがスイッチなのでどこからでもつけ消しが出来ます。
渡り廊下には安全と防犯、美観のため、ホームセンターで購入のソーラーライトを張り付けています。

 

 

 

十里木のアトリエ~3坪の離れ~

コロナ禍前に計画をたてた十里木アトリエがようやく完成しました。

移植したアシタカツツジが満開です。

ここでの暮らし方をゆっくり考えていくのも楽しみです。

3坪のアトリエにロフトと外部テラスです。

山小屋とはデッキでつながります。

暗くなるとデッキに灯がつきます。

 

窓が開けられない季節の上下階温度差解消法

2階リビングのわが家ではロフトが空間的にリビングとつながっており、ロフト温度、換気調整とともに3mを超えるリビング天井となっています。

階下から操作できるロフト窓から1階の冷気が温度差により一気に抜け温度差解消に役立っているのですが、花粉の季節は朝夕しか窓の開け閉めはしていません。

窓を開けられないので、30度に届くかもしれない日がつづくと1,2階の温度差が大きくなってしまいます。

そこで扇風機で強制的に冷気を上げて2階で攪拌することを考えました。

1階26℃、2階28℃となり温度差2度です。

上々の結果です。

 

2階玄関の住まい3題

2階玄関は敷地上、環境上、機能上の3つの場合に設計されていると考えます。

1.敷地上は2階接道のような場合です。

2.環境上は浸水地域のような場所です。

3.機能上は併用住宅、2世帯住宅のような場合です。

私どもの事例をご紹介します。

1に該当するのは、相模湾を望む高台の別荘です。

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道路が北上りのため、最上部では2階への高低差が少なくなります。

海への眺望が最大テーマであること、それをダイナミックに見せたいのでアプローチから建物内に入って最初に海への眺望を見せる展開としました。

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2.は3~5mの浸水想定地域の住まいの改修です。

2世帯が代替わりしての省エネ、バリアフリーケルトンリフォームです。

1階は駐車場と倉庫でしたが、健康上の理由からエレベーター設置を望まれました。

検査済証のない建物のため、法に基づく既存建物調査報告及び改修後の改修工事の適合証明確認が行政より求められ対応しました。

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鉄骨3階のため5m浸水でも避難階があり、ダメージも考慮しての判断です。

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3.は店舗併用2世帯住宅の改修です。

2世帯の代替わりによる改修です。

1階店舗、2,3階住居では隣居という形が最適解でした。

新たに外階段設置、2階玄関とそこからの職場への出入りで2世帯隣居、職住近接の回答としました。

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別荘について~生活を楽しむ

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妻の父が40年程前から所有する富士山麓の別荘地がありました。
7年程前のことです。
売却も考えましたが購入時の1/3の金額でも買い手がつかず、
建物がついていれば売却に有利になること、忙しい仕事もなかったため、直営、DIYで楽しくつくろうということになりました。
この山小屋がきっかけで、多くの打診がありいくつかの計画が始まりました。
週末やリタイヤ後の小さな小屋づくりです。
10坪程度であれば建物本体は800万程度です。
インフラ、建築場所の整備に金額がかかる場合が多いので、土地の価格は総合的な判断が必要です。
中軽井沢の別荘地80坪で350万、日光で200坪300万の別荘地があることを知りました。
中軽井沢は大手デベロッパー開発ですが建坪が20坪のため需要がなくこのような金額のようです。
日光も大手デベロッパーの別荘地ですが、首都圏2時間程度の場所では一般的です。
南房総の計画打診がありましたが、大手で同様の金額です。
伊豆の別荘地管理会社より重機の使えない急傾斜地のモデル計画の打診がありましたが、計画地は販売価格5万。
30度程度の傾斜地は60万。
金額負担が少なく施工できるのは30度程度なのでそちらで計画しましょうとお話しました。

住まいの近くに小さな小屋を持ちたいと希望される方もおります。
多摩地区の広大な生産緑地に囲まれた宅地で上下水が引かれております。
川沿いで生産緑地を含め洪水の恐れのある場所なので、30坪で600万ほどです。
費用を抑えた小屋であれば、保険で何とかなります。

上水は引かれてなくても、土地価格と敷設費を総合した判断も良いかと思います。
広い土地であれば敷設して一部売却も考えられます。

都内の新築住宅価格はとても高額となってしまっております。

住まいの一次取得であれば、都心中古共同住宅のスケルトンリフォーム+別荘新築金額≒都心新築住宅金額となります。
余裕ある住まいづくりから始め、ゆっくり生活を考えていくのも良いかなと思います。

リモートワークの時代になり都心が別荘になってもおかしくありません。
投資型小規模マンションは不採算物件となりつつあります。

都心の便利さも自然の中の生活もという楽しみ方は住まいのつくりかたによって可能かと思います。

設計者との住まいづくりは小さな空間、ローコストでもより豊かな生活が提案できるかと考えております。

コロナ禍によるウッドショック、ウクライナ侵攻があり価格不安のためか依頼が設計者よりメーカーとなっているようです。
こんな時に機転や工夫が利くのが設計者だと考えております。

十里木の山小屋「OUR CABIN OUR DIY」は、
https://tamworkroom.hatenablog.com/archive/category/%E5%8D%81%E9%87%8C%E6%9C%A8%E3%81%AE%E5%B1%B1%E5%B0%8F%E5%B1%8B?_ga=2.94563164.1105669573.1649640805-1361821058.1613269022

Mさんの小屋づくり「M's CABIN」は、
https://tamworkroom.hatenablog.com/archive/category/M%E3%81%95%E3%82%93%E3%81%AE%E5%B0%8F%E5%B1%8B%E3%81%A5%E3%81%8F%E3%82%8A?_ga=2.1614577.1105669573.1649640805-1361821058.1613269022

 

床下点検口

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床下点検口は、

床下の設備の維持管理(清掃・点検・補修・更新)が容易に行えるようにに設置しています。

また、木造の場合は床下環境や木部の状態を確認できますし、防蟻処理を行う場合はそこから作業します。

天井点検口も同様な目的でつくります。

長期優良住宅では認定基準の一つとして「維持管理・更新の容易性」という項目があり、「劣化対策」として点検口の設置と点検のための空間確保義務があります。

住まいの要素(構造・外装・内装・機器・器具・配線・配管)はそれぞれの更新、修繕周期があります。

点検があり修繕、更新があるので点検口はそのために必要と考えなくてはなりません。

そこをしっかり設計出来、クライアントに説明できる能力はとても大切と考えております。

床下ですが、未利用空間としての魅力があります。

既製品の床下収納もありますが、収納量と点検口を含む金額を考えるとあまりお勧めできません。

私どもの十里木の山小屋は、湿気対策で高床とし床下は維持管理と収納空間としております。

高さ60cm程ですが、電気、設備工事は床を張ってからの工事が可能で、日程の融通が利きました。

床下点検口は床材の杉3層パネルの半分(900mm角)で厚さが36mm、下地兼用のためそのまま点検口としています。

床断熱はフェノール成型材のため受木をつけ簡単に取外せるようにしています。

引手と断熱材の受木(外壁胴縁利用)でほとんど手間のみです。

設計はデザイン、構造、設備、維持管理、コストが絡み合っています。

上手に解決することも設計の楽しさです。

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浴室タイル目地汚れ問題

タイルはどこか懐かしく、温かく、住まいづくりでは使いたいと思う方は多いかと思います。

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キッチンや洗面壁での使用はあまり抵抗がないと思いますが、浴室特に床回りは目地汚れのために二の足を踏む方も多いはずです。

タイル自体は経年の変化や傷はほとんどなく、ユニットバスなどの樹脂の方が劣化、色変化、傷による汚れつきなど劣る部分が多いと思います。

やはり、タイルが敬遠される一番の要因は目地の汚れです。

汚れがつく原因は目地が平滑でないためです。

ユニットバスなど工場生産のものは汚れがつかないように、平滑にしていてピカピカです。

タイルは釉薬で平滑にし防汚性をつけることが可能ですが、目地は手作業なので平滑とはいきません。目地材料の防汚性や施工性に頼るのが現状です。

タイル張りを望まれる方には、目地自体の製品性能を上げることはもちろんですが、

目地を汚れの目立たない色にすることや、大判タイルをお勧めしております。

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わが家の浴室床は、私が清掃するということでモザイクタイル床です。

15年を経過しました。

水勾配を取ってあるのですぐに床が乾く優れものですが、気をつけていても汚れてしまいます。

目地汚れは薬剤や研磨剤、目地補修などを色々試しましたが、一番と思うのは汚れた目地の削り取り補修と思います。

新築時のようにはなりませんが、汚れが目立たなく感じます。

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浴槽廻りのシーリングもDIYで取替ます。

メンテを気楽に行えるのが手づくりの良さです。

住まいづくりは、変わらないものをつかい手づくりすることから、製品を組み込むようなつくりとなっています。

変らないものはいつまでも手に入り、手づくりはメンテのし易さがあります。

製品となると、交換となりますが、部品の保存期間や部品交換、部分交換、全部交換などどこまで対応可能なのかも気になります。

家電製品や車が10年目安で交換するように、住まいも構造以外は20年持てば良い、そこまで我慢してもらい交換するというようなつくりとなっていないでしょうか?

生活の時間の多くを住まいで過ごします。

気になったら手軽なメンテを行いながら、20年経ってもますます愛着がわいてくるような住まいづくりをご一緒に考えていければと思います。