TAMの家づくり

住まいづくりを楽しむ、住まいを楽しむ

床下収納について考えた

 

 

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宅建材は見かけによらず高額である。

クライアントには、電化製品などの金額と比べ必要の有無を確認する。

床下収納という商品がある。

収納樹脂ケースと蓋で出来ており、1階床下設置の場合は収納ケースを取外すと床下点検口となる。

保存瓶や缶詰めなどを収納し、キッチンに取りつけることが多い。

住まいを考え、参考本をみたり住宅展示場を回った建主。住宅営業、設計に関わる人の多くは、1階床下の点検口は一般木造住宅では必須であり、収納ケースが数千円で購入できるならまあ良いかとなる。

樹脂ケースは30Lか60L程度、点検口必要→キッチンに床下収納欲しい(おすすめ)→(断熱仕様)点検口2万+収納ケース5千、60Lは倍価格なので30Lでもまあ良いかとなる。

疑うことなく建物金額に上乗せとなる。

色々迷うところが多い。

点検口2万高いな、樹脂ケース不要では、どうしよう。

床下は温度が比較的安定しているので野菜の保管にもいいな。

床下は広いのでなんでも収納できるなということになる。

一般品が保存瓶、缶詰め保管とあるのは販売上保管に難あり(虫害、獣害)と判断される品除外、設計施工不具合で湿気の籠る床下対応なども考えてのことではとなる。

自宅では、玄関に設置し保存可能なイモ類、ネギ類は大量購入して収納している。

温、湿度計も設置しているので床下の状態も常にわかるのでとても便利だ。

生協での購入もあるので配達即収納となる。

山小屋では床下全体を収納庫とし少し高めに床を設定している。

室内湿気対策でもある。

位置は資材やペレットの搬入を考えた。

点検口は床板と断熱材を取外し使用、把手金物のみで大した費用はかかっていない。

建材メーカーのおもい、設計者の思い、クライアントの想いが建物価格を大きくしている。