ホームページのトップに「家は人なり」と書き込みました。
新聞の「作家の家」という本の書評で出てきた言葉です。辞書等には見あたりませんが「人の家やインテリアを見るとその人の内面を見せてくれる、作家ならなおさらだ。」というようなことでした。
つくる側としては全く同感です。
2世代に渡って設計させていただいた方のお母様の娘さんの家を評しての感想で「娘のような家」という言葉は私どもにとって最大の喜びです。
また、「住まいが出来て生活が一変したよ。」これは如何にしたらこれからの生活を楽しく出来るかを多く話しあった結果であり望んでできたもので「良かったですね。」と嬉しい次第です。
20年ほど前に設計した私の両親の家や2年前の私どもの家は短期間で出来ています。どうしたいかは明確で悩むことがそれほど多く無かったからです。
ですから住まいを計画される方には多くをお話しいただきたいと思っております。
設計者は常に住まい手(クライアント)の立場を想像しています。どうしてあげたら良いか判らないことが多いから悩みます。
「住まいづくりをお手伝いする。」そんな関係が良いかなと思います。