TAMの家づくり

住まいづくりを楽しむ、住まいを楽しむ

住まいと環境

親の介護の終わりとともに子どもたちの学校からも離れず緑と大きな空のあるところを探して、11年前に19年住んだ光が丘団地から引越し建てた住まいは、南に約700坪ほどの大きな駐車場、西に約800坪の大きな畑のある9軒の造成地にある南西の一角、廻りも畑の多い場所でした。

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光が丘団地の住まいは体育館、図書館、樹林と広場と競技施設のある大きな公園と遊具もある小さな公園、大小の病院、幼稚園、学校、地下鉄駅、大型店舗、飲食店街がすべて500m程度内にあり、街がバリアフリーのため介護にも子育てにも便利でした。
12階の住まいの西の部屋からみる奥多摩秩父の山々と東の窓からは東京タワー、新宿高層ビル、豊島園とその花火と景色は申し分ないものでした。

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住み始めたこの地域は、歩いて10分ほどのところに地下鉄の新駅の計画もあり、年々開発が進んでいます。
住まいの廻りでも、3年ほど前には西側畑の1/3が2階建てアパートとなり、今年から2/3の部分に4階建てのデイサービス+ワンルーム賃貸集合住宅の工事が始まります。
住まいの設計は廻りの開発も考え、南と西が塞がれても東側に視線の抜けと高木を配し、緑と視界は確保しましたが、一つ一つの窓から見える景色がなくなっていくことには寂しさがあります。

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西側の窓からは当初は富士山が見えましたが1年もしないうちに新築住宅で塞がれ、南西の窓はアパートの視線を避けるためブラインドの全開放はしません。
西側の窓の低層の住まいの間から奥多摩の山と大きな空が見えますが、間もなく視界が塞がれ集合住宅の窓と視線を合わせなくてはならなくなります。

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大きな建物をつくるときには建主による計画のお知らせがあります。
そこで計画の概要を知ることができます、
建物はこちらから15mほど離れ境界側に植栽を計画するとのことですが、
緑化基準を満たしていても目隠しできるかは計画次第です。
聞いてみると、予算とメンテナンス性重視です。
建主は畑の生産者で多少の顔見知り、設計者を通してこちらで木を植え管理をさせてくれないかと提案してみたところ了解とのことです。
話し合いはまだまだですがこれからどうなることか、先が楽しみです。