十里木の山小屋、傷んだ外壁板を取り替える
十里木アトリエ工事に合わせ山小屋の塗装工事を行いました。
片流れ屋根の樋なしのため、屋根下部にあたる壁面は他の箇所に比べ雨がかりとなり、前面には樹木の枝葉が近いため外壁板の傷みがありました。
外壁材はDIYの部分取替を考えていましたので、流通材の貫材をビス止です。
傷んだ箇所は雨水が板裏に回っていました。
傷んだ板と一部胴縁も取替です。
胴縁も流通材ですが丁度アトリエ工事での同材があります。
使用できるものは裏面にアトリエで使用した防腐剤を塗り、傷んだものは取り置きの材料に取り替えました。
材料に合わせて胴縁部分でシーリングを入れ継ぎ足します。
2mほどの材料が足りないのでアトリエ工事で余りが出てから施工します。
取替新旧です。
十里木アトリエ、休む暇なし
1週間おきの現場ですが、山の天候などもありゆったりした進行です。
外壁を張る前にストーブ煙突、電気配管、換気配管を行います。
暖房は今回もペレットストーブです。
小さなアトリエなので、母屋でも検討したRS-MINIとしました。
ペレットを購入しているところがこのメーカーのものの施工を行うことを知っていたので問い合わせたところ、丁度在庫をしておりお願いすることにしました。
煙突配管時に顔合わせと購入した熱交換換気扇のスリーブ取付を行ってきました。
30分ほどで終了、熱交換器のスリーブ穴もついでに開けてもらいました。
解体現場で不要になった樹木をいただき十里木の山小屋に移植しています。
春のスミレとゴルフ場からの芝は良いのですが、熊笹、蛇イチゴ、メヒシバ、アザミ等の現状を何とか変えたいと思っています。
庭に自生している山ザクラ、アシタカツツジも室内から綺麗に見えるように移植しています。
下草刈や庭の手入れの仕事は沢山あります。
アプローチ廻りの雑草はとても気になるところです。
シャラ、キンモクセイ、ツツジを植えましたが地面は岩がごろごろしています。
良い機会なので雑草取りと土の掘り起こしをしてみました。
掘り起こした岩は縁石としました。
雑草除けのために知り合いの施工者がつくっている手持ち樹皮マルチング材を入れました。
マルチング材がどの程度雑草除けになるか確認です。
前庭も掘り起こし土壌改良をします。
邪魔にならぬように移植ツツジを縁に移動しました。
アトリエのデッキに絡む2本のモミの木は高いところまで苔が一杯です。
枝落しついでに苔落としも行いました。
休む暇なしです。
十里木山小屋の塗装改修
十里木山小屋が完成して丸6年です。
十里木アトリエの増築を機会に外壁等木部のDIY塗装を行います。
外壁の南面で日の当たるところはシルバーグレーに変色、西、北面はまだ生地色
です。東面は屋根流れ下となっていて雨がかりとなり、少々の黒カビ、木部腐朽の始まりが見られます。
塗装は当初と同じキシラデコールやすらぎという生地色で行います。
フォレステージという乾きの早いタイプとしました。
雨の多い山の小屋づくりでは塗料の早い乾きはとても大事だと実際に作業してみて実感します。
アトリエの上棟時には建物の洗いです。
手持ちの家庭用高圧洗浄機を使います。
ノズルを洗浄面に近づけると木材など柔らかいものは容易に傷つきます。
南面のシルバーグレー化はまだ表面のため高圧洗浄で削り取りました。
削りとり表面は毛羽立ちますが、サンドペーパー掛けで落とします。
外壁は貫材でもともと安価な材料です。
アトリエの構造金物確認時に購入床下換気口を取付てペーパー掛けを行いました。
塗装は、週末の2日間が前日好天で木部の乾燥が見込めるため曇り晴予想で決行です。
テープ付養生シートは施工が便利です。
軒裏は色変化、カビ等もなくとてもきれいです。
軽い洗いを行い1回塗装です。
外壁は2回塗り、撥水しています。
木部色変化の少なかった洗浄・ケレン・塗装後北面です。
木部がシルバーグレーになってきた洗浄・ケレン・塗装後の南面です。
足場は、大工さんたちの手持ちで融通しあっているため早めの返却が出来ました。
Mさんの小屋づくり、完成です。
Mさんの小屋づくりが完成しました。
9坪500万山小屋モデルの2作目です。
建物はご希望で面積が増え、薪ストーブとなり、掃き出し窓を、使い勝手上シャッター付アルミ窓としました。
樹木伐採整地、地盤確認と対応、浄化槽設置、上水引込みなどもありました。
直営工事でしたが、大工さんが見つからず、建築・電気は工務店依頼となりました。
工務店経費はかかりましたが、LINEでの施工監理が出来ました。
現場から写真を送っていただきながらの確認です。話しながらなので遠景で見て気になる箇所は指示して撮影してもらいます。
こちらはPCなので写真を取り込み拡大してその場で確認します。
不具合箇所はトークで送っておきます。
設備の品番確認も写撮影で簡単に済みました。
ストーブ屋さんともLINEで施工状況確認を行いました。
建主報告、相談も写真を添えてLINEです。
シンプルな現しの構造ほど細部が大切なのですが、そこのところを図面では表記しているのですが、図面をよく見ずに勝手な判断が少し出てしまいました。
プレカットとした点は反省です。
作業者によりますが、金物位置の工夫、良材位置の判断が出来ておりません。
改善しなくてはなりません。
山小屋モデルは場所と状況が変わるので金額を含めなかなかスムーズとはいきません。
グローエキッチン水栓K4の修理
住まいでは水栓などお気に入りを使いたいものです。
しかしながら、経年でのメンテナンスは必要です。
グローエの水栓は滑らかなハンドルの動きがとてもお気に入りですが、
使用14年目にしてキッチン水栓の動きが悪くなりました。
グローエの動きの基となるカートリッジは今まで水切れ不良で浄水器、バス水栓と変えてきたのですが、今回は動作不良のため、取替前提で分解清掃を行ったところ、また以前のように滑らかになったのですが、ハンドルカバーの割れとハンドルのヒビもあり、カートリッジ含めての交換としました。
K4の旧品の部品はやはり数が少なくなっています。
DIYでの修理のため、部品購入とともに32mmレンチを購入しました。
K4はヘッド部のシャワー切り替えの操作部樹脂カバーが経年で破損しやすく、9年前と4年前に2回交換しています。
住まいのメンテナンスも大変です。
Mさんの小屋づくり、薪ストーブ設置工事
いよいよ薪ストーブ設置工事です。
工事は日本暖炉篠﨑さんです。
私どもとはメール、LINEのやり取りで、Mさんがストーブの実物確認でお会いしただけです。
積雪に安全な煙突の相談や見積調整など丁寧にお答えいただき、本来ならお会いした方が良いのですが、低予算の山小屋なので、信頼してのお願いです。
施工では隠れる部分は写真をお送りくださいとお話しておりました。
当日早速レンガの張り方向の連絡が入りました。
お送りした図面には描いてあるのですが、確認してないようです。
LINEの写真添付だったので確認は便利です。
煙突上部取付写真です。
チムニー上部防水紙が煙突近くまであるので切り取りたいとの相談を受け、
防水紙端部処理を現場にお願いし、内壁との隙間埋めも写真をみてお願いしました。
外部煙突、部材はステンレスのまま、内部はステンレス黒塗装です。
屋根板金がシルバーなので違和感もなく、安価となります。
チムニーカバーの結露防止のロックウールを取り付けたところです。
チムニーカバーを取り付けたところです。
外部の完成です。
内部煙突の取付写真が送られてきました。
内部煙突全体写真です。
ストーブ設置です。床回りはシーリングDIYを行ってもらうので、養生板を挟んでもらっております。
建物が完成し、設計・施主検査に合わせてストーブの取説をお願いしました。
見積、施工、完了と今回のストーブ工事はとてもスマートに出来ました。
感謝です。
十里木アトリエ、上棟です。
夏の暑さに続き、長雨です。
山の天気は気まぐれですが、予報を頼りに足場架けを行いました。
外部の塗装工事は自分たちで行うので足場架も施工参加です。
日を改めての吉日上棟です。
上棟日といえど朝から母屋の洗い作業です。
屋根は2回目の掃除ですが、2年も経てば汚れ放題です。トップライトもあるので気になります。
屋根から進行具合を見ます。
今回も、構造表しのため手刻みで加工をお願いしました。
手刻みですと材料の吟味と配置場所、現し面の場所、金物の見せない工夫など大工さんと存分に相談できます。
外壁は今回初めての洗いとなります。
高圧洗浄機を使用しますので多少木は傷みますが、杉の貫材なので気にせず実行です。
足場架け作業も覚えましたので、足場柱を浮かせての清掃も簡単です。
今回お世話になるのは、棟梁の杉山さん、大工の星野さん、電気の杉山さん、板金の渡辺さんです。
地元の方々です。
作業も進みます。
地元のお弁当配達も予定通り到着。
土台の防蟻処理は私どもの作業となります。
最後に簡単な上棟式
祝い酒は地元のお酒です。
いつも酒造メーカーよりの取寄せですが、今回は地元スーパーで買いました。
手づくりご祝儀袋です。
渡し間違いのないように工夫しました。
明日から雨予想なので、すっぽりブルーシートで囲い終了です。