TAMの家づくり

住まいづくりを楽しむ、住まいを楽しむ

2008-01-01から1年間の記事一覧

家具の履歴

結婚祝いに当時勤務していた事務所(宮脇檀建築研究室)の方々より頂いたソファ・マレンコ(アルフレックス社)はおよそ25年も前の話です。予算よりアーム付きシングルソファのヌード(カバーなし)のものでした。5年ほどして、事務所の仕事でモデルルームに…

船舶照明をつける

門廻りが暗いせいか初めての宅配の人がインターホンの場所が判らずドアをノックすることがあり、またこどもが塾通いで遅くなることが多く、駐輪場の明かりも必要なので照明をつけました。 写真の船舶照明はタイマースイッチと絡めて定時消灯が出来るようにし…

古材利用の楽しさ

欅普請の生家の柱、梁、床板などを再生利用した空間。 解体前の材を見てどこに利用したらより生きるかを考える。 過去の記憶という重厚さをもち、それを生かしたい。 予想した取り合いに感激が湧く。

組み合わせの楽しみ

真逆のものでも組み合わせによって表現したいイメージに近づける楽しさがある。 写真の手洗台はチークの一枚板であり前壁は漆和紙貼。どちらも水に強いので適材である。手洗器は陶器で水栓はモダンデザインでシンプルなかたちが調和する。 より一層お互いの…

猛暑への工夫

私どもの設計では庇のある家を多く提案しています。漏水原因が少なく、外壁等の耐久性を高め、夏の日除けになるためです。また、良く提案する木製窓も木が断熱材であるため窓枠部の外部よりの熱負荷が少なく、窓枠には結露も夏の熱気もおきません。ガラス部…

夏のDIY

猛暑が続いています。家の窓からの熱気が大きいことを確認し改めて窓のデザインの奥深さを感じます。緑が少なくなり気温の上昇が続くところでは外部の熱負荷を抑える、例えば南の窓を庇で遮熱したりガラスを高遮熱としたりと窓を工夫することは特に重要に感…

旅の記録

部屋の写真を撮っていて鏡のある洗面所などは写り込みがあるため位置取りが難しい。旅行のスライドを整理していて出てきた一枚、1984年12月インドのアンベール城への道のり、さて私はどこから被写体を写しているでしょうか。

換気扇の手入れ

春一番が吹き荒れました。 隣が畑であるわが家は窓廻りや換気口、テラスにたまった土埃を払うのに一苦労です。まあ、年に何度かのことですし、建物がない開放感と一年の畑の変化を見ることのほうがよっぽど大切な訳です。 ところで新築して半年、綺麗にしな…

旅の手帖

宮脇先生が亡くなられて10年、お嬢様の編集でスケッチ集の「旅の手帖」(写真は書籍案内より添付)が発刊されました。 内容は旅での街やそこでであった物、泊まったホテルなどのスケッチであり、それも建築的に実測で捕らえています。部屋のスケールはすべ…

雪の備え

練馬では1月23日と2月3日に積もるほどの雪が降った。雪に対しての東京平野部での設計は屋根の雪留めとアプローチの滑り防止くらいだと思う。わが家はアプローチ部分に小叩きの敷石を並べていてざらざらとした肌なので滑る心配は無い。 敷石の上の雪を取…

敷地を読む

見晴らしや日当りが計画している生活スタイルにぴったり当てはまれば申し分ないが、それぞれ別方向にありどちらも優先させたい場合は相当悩んでしまう。 計画敷地は郊外の大きめな敷地であるが、南側が一段高く2階建ての建物が迫っている、東側は見晴らしの…