TAMの家づくり

住まいづくりを楽しむ、住まいを楽しむ

2009-01-01から1年間の記事一覧

外断熱

外断熱について聞かれることが多い。 外断熱は断熱材が柱、梁の外側にあるので、断熱材が切れ目無く連続し高い断熱性と気密性が出来るという利点があるが、その気密性のために建物内部で発生する水蒸気で木構造を傷めないような施工と処置が必要となる。内部…

新築そっくりさん

計画中の築70年ほどの古民家は堅牢な美しい木構造をもつ住まいで、構造を耐震改修して残す以外は増築された部分を減築し仕様を一新している。施工者による仮見積では新築時の6割程度の予算組となっている。 築年度の浅い建物なら構造をある程度のこしても建…

玄関飾り

わが家(事務所)では、来ていただいた方をお迎えするため、季節の飾りをつけている。パートナーが製作し、とりつけていたのだが、気が付いて見ると、しばらくの間飾っていなかった。梅雨時期はもう終わります。次回もお楽しみ下さい。

エアコンについて

20年を超えて設計をおこなっているので、設計した住まいのエアコンの取り替え相談を受けることがある。冷媒管の寿命は20年から30年ほどなので、室内・外機だけの取り替えで済むのだが、冷媒管清掃の金額とメーカー及び施工者の保証の問題で全くの新設になっ…

換気扇のこと2

家族にアレルギー体質がおおいので各寝室に空気清浄機を置いている。 そこで気づくことだが繊維埃でフィルター掃除が頻繁なのだ。エアコンフィルターでも換気扇グリルでも わかります。そんなことで換気扇などはグリルにフィルターがついているものを使用し…

換気扇のこと

高気密・高断熱の家を設計した10年ほどまえのこと、全体換気を24時間の各室の給排気を行うシステムにした。2年ほど過ぎてクライアントからウォーキンクローゼットの給気グリル(*写真・新鮮空気取入口)より埃が出るので何とかして欲しいという話しが…

洗濯排水がつまった!

洗濯排水がつまった。 新築して丸2年、確か1年ほど前に汚れがでてきたので排水口の椀型トラップ(*排水のにおいの戻りを水溜まりを設け防ぐもの、キッチン排水口に同じ)を掃除している。見かけの掃除が行き届いていたのでついうっかりした。大事に至らな…

新緑の季節

新緑の季節となりました。わが家の入り口のアオハダの木も青々と茂っており、美しく輝いています。しかしながら、敷石にはダンゴムシがウヨウヨ。踏みつぶさないように歩くのも大変なので、木酢をかけるも効き目無し、捕獲作戦を行いました。 そのうちに、ア…

鯉のぼり

5月になり晴天の日がつづいています。 私どもの住む練馬区土支田は農家の方が多く広い敷地に大きな鯉のぼりをあげている風景が見られます。 それに引き替え、マンションや小さなあたらしい住宅ではほとんど鯉のぼりを揚げることが無くなって来ました。 文明…

育む家

トップページのニュースにあるハウジングEXPOが始まります。私どもの展示はOZONEスケルトンリフォームの「育む家」です。 遊びざかりの「育む家」はワクワクするものがあるといいと、子供室にロフトをつくった住まいを展示します。 限られた天井高のマンショ…

家は人なり

ホームページのトップに「家は人なり」と書き込みました。 新聞の「作家の家」という本の書評で出てきた言葉です。辞書等には見あたりませんが「人の家やインテリアを見るとその人の内面を見せてくれる、作家ならなおさらだ。」というようなことでした。 つ…

物干し場について3

春一番が吹きいよいよ花粉の季節がやってきた。わが家は重度花粉症の妻と息子がいるので、しばらく前から症状がでていたが、今年は例年より多くの花粉が飛ぶようだ。 花粉で困るのが洗濯物だ。梅雨の季節もそうだが、家づくりでは部屋干しのスペースを考えて…

クライアントの要望で鍛えられる

30年近く設計をやって居ますとクライアントの要望を実現するために色々と苦労します。敷地状況や間取り希望、コスト調整は常にありますが、特別の要望というもでおもしろいものがあります。 これもお医者さん、お医者さんの日常は私の知る限り起きる、寝る…

物干場について2

物干の考え方は色々あると言いましたがその1例。20年ほど前の設計で共にお医者様のご夫妻、朝干してどんな日でも夜には洗濯物が乾いている乾燥室が欲しいとのこと。北側3畳ほどの部屋を物干場としポリフィルムで気密化(寒冷地ではその当時から気密工法…

物干場について

住まいの設計では物干場のかたちは生活スタイルや洗濯干しの考え方で大きく違いおもしろいものだ。光と風に思い切り当てたい人や洗濯乾燥室を設け(または乾燥機で)機能的に乾かしてしまうという人、家事の好き嫌いや衛生の考え方など人それぞれ違う。共通…

家族の本棚はどこに置くか

絵本や図鑑など家族皆が取り出しては読む本(タンタンの冒険はこどもが成長しても皆の愛読書)はどこに置くか。読書室など取れようもない間取り、居間は本棚を置くには狭いし絵本を置くのもこどもが成長した今はどうかと思う。そこで行き着くのが階段廻り、…

歌舞伎座の建て替え

住まいづくりとは離れるが、歌舞伎座の建て替え案が今朝の新聞に載っていた。現在の外観を残すところが都知事の意見でかたちを残しながらも現代風になってしまいそうだ。外観が好き嫌いは別として80年以上そこにあった外観を替えるには十分な議論があって良…

天水桶

今朝の新聞で200年に一度の大雨が降ると河川の決壊により、都内地下鉄の100近い駅が浸水すると言う記事が載っていた。浸水ということでは設計を行う場合公共の洪水ハザードマップを確認するようにしている。住まいを設計する以上まず安全であり耐久性の高い…

子供室について3

遊び盛りの子のいる子供室には「うんてい」や「のぼり棒」をつけることがあります。ロフトと組み合わせると子供にとっても親にとっても楽しい装置となります。わが家では子供がサッカーをしているので、上半身強化のために鉄棒を設けました。親も運動不足解…

子供室について2

こちらは姉妹3人の子供部屋です。多少年齢も離れ就寝時間もまちまちです。布団を並べて一緒に寝たい、出来れば従姉妹の寝る場所もと言うことで、3人の2畳ほど合わせて6畳の服入れの上にロフトをつくりそこがベットコーナー。勉強コーナーも3つに仕切り…

子供室について

わが家には受験を控えた高校生と中学生の男の子2人がいます。子供室は2階居間隣にありドアはつけていません。10畳ほどの部屋は造付けの服入、本棚、机で2つに仕切られそこにもドアはありません。最小限の仕切としてロールスクリーンはつけていますが中…

南側掃出し大窓、バルコニー

南側掃き出し大窓、バルコニーは住まいの定番だ。 都内では南側を大窓にし景色を楽しむ環境はまれで、大窓は冬の暖かな陽光を取り入れ部屋を暖めるも夜になると熱がどんどん逃げ窓際が非常に寒くなる。そこで、思い切って採光、通風をする将来的にも景色が担…

玄関廻り

玄関廻りは、住まいの出入りの場なので出来るだけ表現豊かな空間にしたい。写真は10M真四角30坪で準防火制限がある敷地なのだが、建物をL型とし中央に玄関を配置し準防火の延焼線を外したため木製ドアが可能になった。チョット奥行きのあるアプローチ…

外壁について

住まいの外部仕上を考えるとき耐候性、耐久性をまず考えます。しかし、材料の素材感や環境負荷を考えると土や木の自然材料も素敵です。また、職人さんの仕上げは味わい深いものです。 写真の火山灰シラス塗りそとん壁は多孔質シラス粒子が断熱性、吸湿性、保…