TAMの家づくり

住まいづくりを楽しむ、住まいを楽しむ

2006-01-01から1年間の記事一覧

建具をつくる

家をつくることは部品を組み合わせていく作業です。その部品がどこまでが既製品でどこまで素材を加工してつくるか、機能、性能、価格など情報や経験をフル稼働してまとめ上げていきます。手づくりの良さといいますが出来上がるまえには色々な試行錯誤があり…

宮脇先生のこと

宮脇檀先生が亡くなられて丸8年がたった。先日、9周年の偲ぶ会に参加してしばらくぶりに旧宮脇研究室の方々と楽しい時を過ごさせてもらった。私は1981-1988の在籍なので、もう20年以上も前となってしまったが。在籍中は建築を目指すもの「いいものを食べ、…

地場産材を使うということ

玄関土間にストーブを設置する計画なので、ストーブを据え付ける石を見付けることになった。また、土間三和土(たたき)にも石を置敷きし、沓脱石もあるので合わせて見つけたいところだ。地場産材なら計画助走段階の施主、工事店とのほどよい親睦にもなるし…

我が最愛の弟子

一枚の写真を見つけた。 当社は家族労働のため、子供を小さい頃より現場につれて行く機会が多くあった。10年ほど前までは、家族で仕事の職人や職人の子供も見かけた。なんとアットホームな現場だろう。子供が小学校のころ夏休みの課題をコリントゲームづく…

構造材を選ぶ

一部真壁の家である。この真壁の構造材は化粧で見えるためどのようになるか心配であった。土間玄関でストーブが置かれる場所なので節があって良く一等材を鉋掛けするだけで良いのだが、無地枠との兼ね合いが気になっていた。 天然乾燥で特一等材を問屋に行っ…

床暖房の選定

土間コンクリート内に温風を送る床暖房をつかっている。現在の住まいの床暖房は部屋内でも温度差があり部屋のそとに出るのもおっくうになると言う施主の要望をかなえるために使ったのが始めである。 冬場に家全体がほどよい暖かさが良いのは当然だが、コスト…

和瓦の納め

和瓦をきっちり納めるためには設計での瓦の割付が必要です。和瓦であってもトップライトや煙突をつける場合があります。雨仕舞いがきっちり納まることが見栄えも良く、何より安全な雨仕舞いとなります。(写真)

外壁通気の仕組み

木構造の耐久性の向上の一つに外壁通気があります。 ここでの外壁通気は、内部空間の気密処理は行わず室内で生ずる湿気を構造内を通過させ外壁内で通気させる仕組みとしています。そのために内装仕上げは湿気の吸放出を行う材料の選択、構造内に結露をおこさ…