我が家の時計
住まいの中の時計は、実用とともに部屋の雰囲気をつくるものでありお気に入りのもの、部屋に合ったものを選びたい。
我が家の時計をご紹介します。
仕事部屋の時計です。
床壁天井、机などすべて木。
時計の赤い印はシエスタです。
ストレスなし、スローワーク・・・がイイネ
仕事場の隣、打合せ室の時計
竣工のお祝いに送ることがあるものの一つです。
フレームは銅で出来ています。
リビングの時計です。
リビングも床壁天井はすべて木です。
木のなかのイタリアンデザイン。
遊び心、色がとても好きです。
これもイタリアンデザイン。
イケアで衝動買いをしてしましました。
住まいの時計は高額ではありません。
安いからと言って衝動買いせずに、じっくり楽しみながらお部屋づくりをして下さい。
子供室はタンタン時計
コルクタイルをつかう理由
建築家紹介センターという、九州の仲里さんがつくる、住まい手とつくり手をつなぐ紹介サイトがあり以前からお付き合いがあります。
今回はコルクタイルインタービューです。
仲里さんの了解をえてブログに転載しました。
テーマはコルクタイルをつかう理由です。
貴社がコルクタイルを採用したきっかけがありましたら教えて下さい。
修行時代の宮脇檀建築研究室で、床材として多く採用していました。
入所当時の宮脇自宅と事務所別室は事務所マンション上階にありましたが、どちらも床材はコルクタイルでした。
自宅はその後サイザル麻床タイルになり、さらにシナ合板床白色顔料(胡粉?)混入オイル仕上げになったと記憶しております。
オイルはボイル油とアマニ油を混ぜて使用していました。
退所後のことですが、着色オイル塗装剤(オスモ、リボス)が出回る前のことです。
「宮脇檀の住宅設計のノウハウ」丸善・1987年初版の「10・3床は足が触れるところ」など
コルク床についてかかれています。
住宅の担当につくと、個別に色々話が聞けます。
日本人は素足の生活なので自然材と肌が触れ合う気持ちよさがいい。
台所は長く立つ場所なのでクッション性のある材料を使いなさい。
洗面所は素足の場合もあるのでヒヤリとしない材料としなさい。
水回りは掃除の楽な材料にしなさい。
などなど
当時雑誌モダンリビングの連載や色々なところで住宅や生活のコラムを書いていたので、
情報収集、実践、発信とその中にいたようなものです。
今のように情報がない時代なのでとても新鮮でした。
建築家のフランク・ロイド・ライトの名建築、落水荘の浴室の床がコルクタイルであることも
教えてもらいました。
毎週のように地方に、年数回海外に出かけていましたので大変な情報量をお持ちでした。
新幹線での地方出張に同行した際には、車窓から見える有名建築が出発何分ごろに見えるか記録させられました。
これは何か忘れましたが掲載されていました。
コルクタイルのメリット・デメリットを教えて下さい。
メリットは、
自然材料であること。また、コルクはコルク樫の木の皮が原料ですが再生される材料であること。
自然に優しいのはとても良いところです。
弾力性のある材料であり、断熱性、遮音性、歩行感が良いということ。
RC2階建ての階下に録音の出来るピア室を設計したのですが、柔らかい下張りコルク、上張りコルクと
2重貼りして落下音を消す設計をしました。
耐水性があること、耐久性があること、燃えにくい材料であること、腐朽しにくいため木材より抗菌性が高いこと
など総合的に無敵な材料とおもいます。
滑りにくい材料であることも良くかかれていますが、メンテワックスも滑らないようなものにして下さい。
デメリットは、
無垢の木の床も同じですが、床暖房可能な材料はありますが、断熱材であるため効率的ではないこと。
無垢の木ほどの熱による収縮がないため、おすすめはし易いと考えます。
日の当たるところでは退色がおこること。
退色はワックス焼き込み仕上げであれば着色ワックスを塗り込めば元のようになります。
メーカーで材料を提供していたので、試しにメンテナンスで使用してみました。
退色がなかったところとの色の差が目立たなくなりました。
材料が施工を含めて高額なこと。
材料は産地、生産のほとんどがポルトガルなので、幅広い産地、生産拠点をもつ無垢の木のフロアのような安価なものがありません。
施工も下地清掃、敷並べ、接着剤下地、コルク両面塗布、乾燥、敷込み、ローラー掛けと手間がかかります。
コルクタイルの価格はどれくらいでしょうか?
私どもの実際の設計見積を確認してみると、材料は一般的な300角、5mm厚で1万/㎡程度、施工費は3から4千円/㎡程度です。
コルクタイルの耐久性はどれくらいでしょうか?
前の事務所で設計し私どもがメンテしているお住まいでは、5年ごとにメンテナンスに入りますが記録によると10年で
着色改修、20年で張替えをしています。お住いの生活を大切にしたとても良い改修ですが、一般的ではありません。
35年経ちますが、いろいろな改修をしながら住みつづけておられます。
多分ビルダーの新築ほどの改修をおこなっている筈です。
居心地の良い空間を大切にするということが何より大切と考えるのですが、古くなるとすぐ新築も如何かと思います。
・「親家の隣に建つ住まい」で
コルクタイルを採用した理由を教えて下さい
キッチン、トイレ、洗面脱衣に使用していますが、デメリットの環境もなく、メリットが最大に生かされるためおすすめしました。
「親家の隣に建つ住まい」で工夫した点を教えてください。
ワックス焼き込みが古くからの仕上がり、直輸入品に多くありますがこれが個人として好きなのですが、防汚性を考慮しウレタン仕上げとしました。
コルクタイルをDIYで貼ることも可能でしょうか?
敷き込みを何度か見たことがあります。知り合いの大工さんに頼むと自ら上手に貼りますし、DIY好きの施主さんはMYローラーを持っています。
接着剤は乾かして仮敷しローラーで圧着するため、角が合わなければその場で剥がして再度合わせることもできるので扱いはし易いとおもいます。
直輸入品は微妙に寸法が違うと職人さんがこぼしていたのを記憶しています。多分日本からの委託生産品は精度が良いのでしょう。
是非試してください。
コルクタイルのメンテナンスはどうしたらいいのでしょうか?
初めてのメンテナンスなら専用メンテナンスワックスが良いと思います。
コルクタイルメーカーが専用材料として提供しています。
取り扱い説明に沿って使用してみて下さい。
コルクタイルの耐水性はどうでしょうか?
まったく問題はありませんが下地に合板が貼られていることを忘れずにいて下さい。合板は耐水処理品であっても湿気で腐朽します。
コルクタイルを浴室に使うことも可能でしょうか?
専用のコルクタイルがあります。
コルクタイルを採用したい方にアドバイスがありましたらお願いします。
床材だけでなく、壁、天井材もあるので全面コルク張りの空間などつくってみたいです。
きっと柔らかな温かく落ち着ける空間になると思います。
防音室にも適しているかもしれません。
DIYインタビュー
建築家紹介センターという、九州の仲里さんがつくる、住まい手とつくり手をつなぐ紹介サイトがあり以前からお付き合いがある。
今回はDIYインタービューです。
仲里さんの了解をえてブログに転載しました。
テーマは住まいづくりを楽しむDIYです。
DIYとは何ですか?
私どもの提案するDIYは住まいづくりを楽しむDIYです。その上でコスト軽減にもなればと思います。
設計者としては、住まいをより知って、長持ちするように面倒を見てもらいたいという気持ちなので、設計打合せや現場説明にも出来るだけ時間をいただいています。
その上で、楽しんで出来ることがあればDIYをおすすめします。
それは、機器・材料選び参加だけでなく施工参加となります。
登記は図面のお手伝いをし、後は自分たちでやってみることをおすすめしています。
貴社がDIYを手がけたきっかけがありましたら教えて下さい。
設計を始めた30年前はほとんどがお任せでした。
設計提案をし、機器はカタログ、仕上はサンプルの切端をお見せしご了解を受けていました。
機器・材料のショールームが出来始めて出来るだけご案内するようにしました。
10年ほど前に当時陶芸がご趣味のクライアントさんに、手洗器をつくってみませんかというお願いをしたところ、表札もとなり、壁(施工はほんの一部です。)も塗りましょうかとなりました。
その次の現場では、使う材料も見ましょうということで材木市場、石切り場廻りとなりました。
8年前の自邸では塗装工事、外構工事、造園工事、登記などを行いました。そして、ほとんど毎日現場に顔を出しました。
自邸での外部木製建具、機器などのメンテナンスのDIYは、住まいづくりの考え方に役立っています。
それから、壁塗などをイベントとし、機器・材料選びを出来るだけコーディネートするようになりました。
私どもとご縁のあるクライアントさんはちょっとした住まいづくりを楽しむDIYがお好きです。
ご心配は夢見る住まいに自分たちの手が入って違和感が生じないかということです。
そのへんは、上手くあんばいをしています。
OUR CABIN OUR DIYでDIYしたのはどの範囲でしょうか?
「OUR CABIN OUR DIY」は富士山十里木高原につくった、私どもの山小屋です。
亡き義父の土地に、予算を決め出来ることは自分たちで楽しく行う。 地元職人さんたちと楽しくつくる。
小さいからなんとかなると気楽に始めた住まいづくりです。
DIYは職種で言えば塗装、シーリング工事です。
現場監理ついでに出来る工事でコストを軽減出来ます。
表示登記、保存登記も行いました。
敷地の下草刈り、樹木の枝払い、外壁塗装は家族4人総出で行いました。
内部塗装やシーリングはパートナーと2人です。
自分たちでは出来ないこと、任せた方が良いところは職人さんにお願いしました。
楽しめる範囲が適当です。
また、住まいは建物が出来て完成ではありません。
内部のちょっとした造作はDIYでつくっています。
また、メンテナンスはある程度、自分たちで出来るようなかたちとしています。
庭造り、バーベキュー、陶芸炉づくりなど楽しみは沢山あります。
計画からの出来事をホームページのブログに書いています。是非ご覧ください。
DIYするために設計上、工夫した点を教えて下さい。
住まいづくりを楽しむDIYでは、クライアントさんの楽しく出来ることや範囲を十分考えます。
どんなことが出来るかを話し合い計画をたてます。
専門的な作業では職人さんに注意事項や手ほどきを受けるようにしています。
壁塗イベントをよく行いますが、DIYが容易な材料を使用します。
子供たちも楽しめるように害のないもの、刺激のないものを使用します。
壁にサインをし手形をとって終了です。
インテリアや造園のご相談もお受けするのですが、都内の住まいづくりでの庭木を見て撰ぶツアーは好評です。
場所は深大寺です。生産者さんの茅葺きのお住まいに集合し、造園屋さんの案内で植木畑(樹林)を散策し説明を受けながら選定します。
食事時ならば深大寺蕎麦で終了となります。
初めての方でも建物の一部分をDIYすることは可能ですか?
出来ることはあると思います。
他の工事の支障になる場合があるので設計者(施工者)と十分に話し合って下さい。
塗装工事でコスト軽減をお考えの場合は、加工前に塗装を行えば工事の支障は考えずに済み、程度の良い塗装となります。
我が家の186枚のシナ合板の塗装は材木屋さんの倉庫を借りて塗装しました。
デッキ材も加工前に塗装しました。
材木屋さんで行ったのでそこに置いておけば現場に届けてくれました。
機器・材料支給もあります。
現在の施工者はある程度理解があります。
支給となり手間が増えなければ、あまり問題ないという考えだと思います。
そこでの経費は少ないということです。
手間がかかればご請求となります。
職人さんの手間は高額なので十分ご注意下さい。
住まいのイメージづくり
住まいづくりは、クライアントと思い描くイメージをかたちにしていく楽しさがあります。
住まいをコーデイネートしても住まいの完成ではなく始まりとご説明しています。
私どものデザインは想い描くイメージの中で住まい方がより自由になるよう出来るだけシンプルにしています。
温かな雰囲気で快適に、細部に気配りした質の高いものを、お気に入りのイメージで具現化しています。
私どもの住まいづくりをご紹介します。
1.OUR CABIN OUR DIY~直営、DIYで小屋をつくる~
主な内装材:杉構造材、杉3層パネル、杉集成材、からまつ合板、フレキシブルボード
木材やセメント板など安価でも質感、機能、イメージで選んでいます。
構造材の間に窓、扉、棚と構造と造作の共有化、
板材で扉、棚、階段、収納ベンチと使用材を減らすことでロスを少なくし、、
金物、ビスの仕様や留付位置など細部をきっちり計画することで、シンプルで落ち着く空間としました。
インテリアコーデイネイトで温かな雰囲気づくりをしています。
2.小さな家~緑の中で暮らすアトリエ付住宅~
主な内装材:シナワンピース合板(1枚杢目、継ぎ目なし材)、ナラ、ナラ集成材、米松梁(節の目立たないものを選定)、建具・家具はシナ合板超仕上
明るい色の木に包まれ穏やかで落ち着いた空間です。
木は調湿、耐久性とともに温かさを与えてくれます。製作家具や建具、木製ブラインドもすっきりと納まります。
持込のモダンデザインの家具と調和のとれた空間です。
3.2世帯の程よい距離 (リノベーション)
主な内装材:ヒノキ節あり、スプルース、スプルース集成材、塗壁、塗装
白の塗壁はざらっとした骨材入りの模様なしのコテ仕上げとしています。
見る角度でコテ目が出るのが手づくりの温かさです。
床の節材、モダンテイストの家具、窓まわりと洗練と温かさがイメージの共通項です。
4.都市型中庭住宅~コンクリートと木でつくるモダンな和~
主な内装材:サワラ、塗壁
床、天井を板張り、塗壁の内装です。
製作家具と一体の温かく、落ち着いた空間です。
コンクリートやガラスの無機質、硬質感の外装の中に、木質の柔らかさ温かさを入れる、中庭に落ちる光と緑を楽しもうという発想です。
5.住まう楽しみ~100年住み継ぐ家~
主な内装材:チーク、米松着色、塗壁、塗装
床にチークを使用、塗壁もコテ目で雰囲気をつくり、お手持ち家具に合わせた造作材の着色で、上質な空間となっています。
食卓照明は空間に溶け込むように製作としています。
6.終の棲家~やすらぎのデザイン~
主な内装材:ナラ、ナラ柾目合板、ウイルトンカーペット
造作、家具、窓、壁、天井全てナラでつくっています。
上質の材料と手づくりの造りこみは、唯一無二のものです。
7.木造耐火構造でつくる木の住まい(長期優良住宅)~国産材でつくる~
主な内装材:杉、桧、杉集成材、桧集成材、ナラ、塗壁、和紙張り
塗壁は本漆喰、天井はカルクの入った和紙張りです。
造作、建具は杉、桧(下框、天板)と杉集成材でご希望で全て無垢材を使用しています。
材料へのこだわりもイメージが明確になります。
五感で感じる住まいづくりです。
(撮影:新澤一平)
8.百景楼~海の別荘~
主な内装材/ナラパーケット、塗装
海の週末住宅なので、内装は明るく、家具コーディネートも軽快にしています。
アクセントとなる色づかいでクールな空間づくりを目指しました。
(撮影:鈴木喜一)
9.風見鶏の家~夢をかなえる住まい~
主な内装材:ナラ、タモホワイト塗装、塗装、ロートアイアン、ステンドグラス
お好みのロートアイアン、ステンドグラスのある空間づくりです。
主役を引き立てるため、優しい雰囲気づくりとしています。
10.里山の民家~古材再生~
主な内装材:チーク、欅(古材)、サワラ板、塗壁
欅普請の生家の柱、梁、床板などを再生利用したお住いです。
ハレの間取りと日常使いの空間を一体化しています。
(撮影:齋藤貞幸)
ジュンベリーの紅葉
ジュンベリーは紅葉も美しい樹木です。
わが家のジュンベリーの定点観察をしてみました。
11月7日、葉先から色づき始めました。
12日、葉先にオレンジを残すもの、全体に黄色く色づいたもの、オレンジとなったものさまざまです。
15日、紅葉した葉が増えてきました。
19日、ほとんどの葉が紅葉しました。
21日、オレンジ色に変化していき、落ち葉も増えていきます。
落ち葉も色さまざまで綺麗です。
紅葉を楽しんだ後は落ち葉の清掃です。
寝具の衣替
寝具の季節の取替も衣替えというようです。
衣替えは大変な作業とおもいますが、どのようにしているのでしょうか?
わが家の衣替えをご紹介します。
立冬を過ぎ晴天の日が続いています。
朝晩が冷え込み始めた頃に衣替えをしました。
わが家の上掛け寝具はポリエステル綿厚手、同薄手、綿毛布、ガーゼケットです。
全て洗えるものにしています。
住まいは30坪、4人家族に設計アトリエ併設のため、季節の寝具の収納場所は小屋裏です。
小屋裏へは子供室の梯子から上りますが、寝具を下ろすのは小屋裏からリビングへ直接手渡しします。衣類の衣替えや季節の飾り、スキー板なども同様に下ろします。
小屋裏は下階と一体となっているため極端な温度差や湿度差はありませんので保管や作業への支障はありません。
下階から手動で小屋裏窓の開け締めができるので籠もり熱の排気にはとても役立っています。チェーンに開け閉めの印はつけているのですが、心配なときは下の窓を開けて目視で確認します。
バルコニーの物干し竿は5本。
洗濯場から物干が近いのでとても便利です。
物干し場もキッチンの目線から外し、ルーバーフェンスで外から見えないようにしています。
冬場はベッドパット、シーツ、カバー等の洗いもあるので2組1日で行います。
入れ替えの上掛は外干を行い、ダイイニングテーブルを利用して掃除機がけを行います。
取り出した厚手上掛けも外干しを行います。
ベットの掃除がけと長時間の風あてのために、リビング、寝室の天井ハンガーが大変役に立っています。
梅雨の季節に寝具をカラッと仕上げるのも、ここに吊るしての除湿乾燥機と扇風機での風通しです。
家族全員喘息もちのため、清掃には気をつけるようにしています。
アレルギーはストレスで発症することもあります。
ストレスの無いように住まいは木と緑いっぱい、家事も日々改善し便利に工夫しています。