TAMの家づくり

住まいづくりを楽しむ、住まいを楽しむ

DIYインタビュー

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DIYとは何ですか?

住まいづくりを楽しむDIYとコストを軽減するDIYがあります。
設計者としては、住まいをより知って、長持ちするように面倒を見てもらいたいという気持ちなので、設計打合せや現場説明にも出来るだけ時間をいただいています。
その上で、楽しんで出来ることがあればDIYをおすすめします。
それは、機器・材料選び参加だけでなく施工参加となります。
コスト軽減にはあまり役立ちません。
やはり量が必用です。デザインにもよりますが、質は大切な要素です。
建物登記は自分でやってみることをおすすめしています。
図面はお手伝いします。コスト軽減になります。


・貴社がDIYを手がけたきっかけがありましたら
 教えて下さい。

当時陶芸が趣味のクライアントさんに、手洗器をつくって見ませんかというお願いをしたところ、表札もとなり。壁(施工はほんの一部です。)も塗りましょうかとなりました。
私どもとご縁のあるクライアントさんはちょっとした住まいづくりを楽しむDIYがお好きです。
ご心配は夢見る住まいに自分たちの手が入って違和感が生じないかということです。
そのへんは、上手くあんばいをしています。



・OUR CABIN OUR DIYDIYしたのはどの範囲でしょうか?

「OUR CABIN OUR DIY」は富士山十里木高原にある私どもの全てがシンプルな木の手づくりの住まいです。
予算を決め出来ることは自分たちで楽しく行う。 地元職人さんたちと楽しくつくる。
小さいからなんとかなると気楽に始めた計画です。
DIYは職種で言えば塗装、シーリング工事です。
現場監理ついでに出来る工事でコストを軽減しました。
表示登記、保存登記も行いました。
敷地の下草刈り、樹木の枝払い、外壁塗装は家族4人総出で行いました。
内部塗装やシーリングはパートナーと2人です。
自分たちでは出来ないこと、任せた方が良いところは職人さんにお願いしました。
楽しめる範囲が適当です。
また、住まいは建物が出来て完成ではありません。
内部のちょっとした造作はDIYでつくっています。
また、メンテナンスはある程度、自分たちで出来るようなかたちとしています。
庭造り、バーベキュー、陶芸炉づくりなど楽しみは沢山あります。
計画から完成までブログに掲載しています。



DIYするために設計上、工夫した点を教えて下さい。

住まいづくりを楽しむDIYでは、クライアントさんの楽しく出来ること、範囲を十分考えます。
どんなことが出来るかを話し計画をたてます。専門的な作業では職人さんに注意事項や
手ほどきを受けるようにしています。
壁塗を良く行いますが、DIYが容易な材料を使用します。
子供たちも楽しめるように害のないもの、刺激のないものを使用します。
壁にサインをし手形をとって終了です。
都内の住まいづくりですが、造園の樹木選びは好評です。
もっぱら東京の深大寺の植木畑を利用しています。
植木屋さんの茅葺きの住まい見学、樹林の散策、蕎麦となります。
DIYを家族のイベントとして楽しんでもらいます。



・初めての方でも建物の一部分をDIYすることは可能ですか?

出来ることはあると思います。
他の工事の支障になる場合があるので十分に話し合って下さい。
塗装工事でコスト軽減をお考えの場合は、加工前に塗装を行えば工事の支障は
考えずに済み、程度の良い塗装となります。
我が家の186枚のシナ合板の塗装は材木屋さんの倉庫を借りて塗装しました。
デッキ材も加工前に塗装しました。
材木屋さんからの運搬は運搬費で見積にいれています。
大きなコスト削減となりました。
材料支給もDIYです。
住まいのコストの大部分は工賃ですし、最近は施工側でも材料での利益は少しです。
支給の場合、受渡し、材料不備や手間がかからぬようにご注意下さい。



DIYのメリット・デメリットを教えて下さい。

DIYの最大のメリットは楽しめること。コストの軽減にもなります。
デメリットは全てが自己責任となることです。
出来る範囲を楽しくやることが良いかと思います。



・貴社に設計依頼したらDIYの際にアドバイスしていただけますか?

もちろんアドバイスだけでなく、宜しければDIYをお手伝いします。
どのように住まいをつくりたいかが重要です。
全て施主施工のお手伝いなど楽しいかなと思います。
素晴らしいDIYをしている建物をいままで沢山見てきました。
私どものつくるものとは違う凄みがあります。