住宅のキッチンや洗面台に既成品を使うことが多くなってきている。
一番気になるところは既成品の使用材料の脆弱性である。
製作ならば芯材は練芯合板、本体面材ポリ合板、扉面材メラミン樹脂板とパブリックユースと同等の内容になるが、
既成品は芯材はパーチクルボード、本体面材塗装合板、扉面材樹脂シートとなる。
製作の面材は同じ樹脂でも厚みが数段違うものである。
既成品は部位により素材を替え対処を行っていて、細部デイテールで清掃性やきめ細やかな配慮をアピールしているし、かなわない部分も多くある。
既製キッチンや洗面台は昔より大分良くなり、製作は金額ではとてもかなわないものとなってきている。より既成品に希望を言うなら、生涯の使用に耐えうる内容のものとなってほしい。