住まいづくりの楽しさ
十里木アトリエの基礎工事です。
今回はフル装備でのお手伝い。
基礎の立道さんもご家族での作業です。
こちらは楽しく作業させていただきました。
軽作業しか出来ませんが少しはお役にたてたものと思います。
採れたてのタケノコもいただきました。
富士山周辺の造成地は表層にザルボウという土を敷き、締固めを行うようです。
これから取り掛かる現場のザルボが出るので、埋戻しついでに地盤の緩い敷地箇所に入れてもらえることになりました。バックホー移動ついでに現場から実物を持ってきて見せてくれました。
ザルボウでの検索にはあまりかかりませんので俗称かと思います。
火山性岩石が分解した土のようです。
手触りは細かなスコリアのようです。
十里木アトリエの表札
十里木のアトリエは仕事の拠点としても考えています。
山小屋は地元の職人さんたちと、楽しみながら一緒につくる手づくりのスローな住まいづくりでした。
現在工事中のアトリエも同じです。
ここではそんな仕事のかたちを考えております。
少量コン打ちで考えた
十里木のアトリエ工事。
大工の杉山さんに連絡したところ、基礎のコン打を明日行い覗いてきますとのお話。同じ別荘地に工事現場があるようです。
基礎工事の立道さんにLINE連絡したところ、朝8時半とのことなので、夜に十里木入り。不要不急でない仕事です。
アトリエは3坪なので、コンクリートは1立米弱の基礎底板です。
アトリエは山小屋の奥にあっても、少量の生コンなので、ホッパー+シュートでの作業です。
生コン車が出来るだけ敷地内に入り、バックホウに吊り下げたホッパーに生コンを受け、現場まで運び型枠内に流し入れます。ホッパーの開閉、シュート調整とシュート内生コンの送りで2人、初め勢いよく型枠に流れ込み生コンがあふれそうになったので、私がすかさずバイプレータ入れを行い、そのままあふれ防止は私の担当になりました。
立道息子さんに、ポンプ車の方が便利だよねと話を向けてみると、親父の感覚で行くと
この方法なのだという回答。
工事は3時間弱、ポンプ車なら1時間もかからないかとも思います。
ポンプ車はオペ込みでの依頼なので確実に見積に乗ってきます。
少量コン打ちの設計見積に近い優しい費用はとてもありがたい次第です。
生コン打ちでは、回数分の配合計画書の提出他、現場生コン検査を図面特記に入れます。
設計者の判断なのですが、それらが積みあがって建築工事費となります。
良かれと思いながらも、建築費は住まいづくりの方法や安心とともに積み上げられていきます。
木造住宅基礎コンクリートの生コン検査の有無は設計者も迷うことがあり、見積調整のときには、建主に打設時状況等をお話し要不要の判断をします。
十分なお話をすることで、住まいづくりの満足が生まれるものと思います。
今回、大工杉山さんもLINEをするということで、十里木アトリエ工事のグループに入ってもらいました。
携帯留守番切り替え、お話し中も解消されます。工事指示も即時写真確認で便利です。
若葉の緑にオレンジのミキサー車と青空
ホッパーへの生コン移し替え
バックホーはUターンし現場へ
作業手伝い
基礎屋さん、LINEをつかう。
十里木のアトリエの基礎工事です。
前回のやり方の際に基礎の立道さんとLINE友達となり、進行具合の報告をお願いしました。
HM工事がたてこみながらも、小さな工事のため合間に作業をしていただいております。
HMで工事進捗報告がなれているようで、こちらの知りたいことが的確に送られてきており感謝しております。
配筋も問題なく確認出来ました。
これからの作業内容の確認もLINEで済ませましたが、現場に行くタイミングがつかめず緊急事態宣言下、仕事名目での山小屋行とはなかなかなりません。
さて、今回の床下換気ですが手動で換気を行うようにしました。
山特有の雨や霧の多い場所で苔が覆う木々もあります。
湿気対策として床高を80cmとしていますが、床下も物置として利用するため床下に湿気が入らないように、不在時には塞ぎ、在宅晴天時に開放するように考えました。
その土地の状況に合わせて考える必要もあると思います。
我がアトリエで試してみます。
Mさんの小屋づくり、配筋検査です。
Mさんの小屋づくりは、直営工事で始めたものの建築工事は請負依頼となりました。
工事が始まり、現場監督のAさんよりLINEを通して工事の進行具合が届くのはとてもありがたいことです。
MさんとLINEグループをつくり進行具合の共有化も出来ました。
ストーブ屋さんともグループをつくっているので、施工者同士、建主、設計者と一緒に対応できるのがとても安心で快適です。
今回は配筋検査で現場に行ってきました。
確認は送られた写真でも検査できますが、現場を見て、監督、職人さんとお話の方が多くの情報が得られ、対応が出来ます。
基礎工事の職人さんはEさんです。
型枠が内側からなのは、配筋検査で見やすいように、設置も設備屋さんのスリーブ工事に支障のないようにとの心配りです。
不思議に思いお尋ねして解りました。
杉皮の腐葉土、マルチング材
Mさんの山小屋を工事依頼した施工店が関わる森林資源活用組合はクリプトモス(杉皮の培養土)を製造しています。
杉皮を粉砕したもので、林業の副産物で安定して持続な可能な天然資源です。
軽量で水はけが良く培養土、マルチング材として利用できるため万能緑化資材で特に屋上緑化に適しているようです。樹木の転倒支持力不足や強風による飛散(樹皮が絡み合うので小規模なものは問題ないでしょう。)も予想されるので対応は必要です。
早速、わが家のバルコニーの鉢植えに利用しました。
小さな鉢植えは硬化した土に少し混ぜ、上部にマルチング。
大きな鉢は雑草除けとして上部鋤取りでマルチング。
美観もとても良くなりました。
わが家のアプローチにも下草が増えるまでの雑草除けとして利用しました。
とても良さそうなものなので、経過を見ていこうと思います。
ひとまずやり方
十里木のアトリエの工事はひとまずやり方を行いました。
コロナ禍で建築工事の職人さんたちが忙しくなっているとか聞いていたものの、大工の杉山さんは地元の方でマイペースの様子。
基礎屋さんは忙しいんだよねと言っていましたが、突然に連休明けにやり方を行うので来てくださいとの連絡があり、初めて鳶立道親子にお会いしました。
HMの工事もやっているので、どんどん仕事を入れられてしまうと言ってました。
今回もこれから後2現場で作業があるとのこと。
今回コンクリート打設にはホッパーを使って金額を調整してくれ、コンクリートの端数の単位を戻すとお金がかかるので、基礎立上りなどの厚さを調整して良いかなど色々相談いただきました。
大工の杉山さんも構造材の手加工をするかなと言っていました。
3坪の小さな工事でも皆さんが色々考えてくれています。
楽しくなってきました。