TAMの家づくり

住まいづくりを楽しむ、住まいを楽しむ

キッチンを考える

住まいはもので溢れています。

その中でもキッチンは機械、道具、用具といっぱいです。

 毎日フル稼働するキッチンはダメージを受けやすく、日々進歩する便利家電もあり

機器の取替、ダメージと経年で我慢とあきらめが増える毎日を過ごすのでしょうか?

それともキッチンセット取替などのプチリセットを行いいっときの満足得るのでしょうか?

12年経った我が家のキッチンをご紹介します。

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手前がダイニング、奥が対面式オープンキッチンです。

正面ドア奥が洗面、浴室、トイレです。

洗濯物は洗面脱衣カゴのものをキッチンのランドリーで洗濯し右窓を出てバルコニーに干します。

対面カウンターは乾物入となっています。

部屋の木質は今も匂いを吸収し空気を調湿し安らぎを温かさを与えてくれます。

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調理台からは庭の緑が見えます。

庭越しに来客がわかるため、窓右にあるインターホンは来客を直接見ながらの応対になり

カメラドアホンは必要ありません。

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キッチンの修繕担当は私で、整理担当はパートナーです。

キッチンは私どもがデザインした製作品です。

調理台上吊戸棚と一体化したレンジフードも製作しました。

キッチン扉材は経年のダメージを考慮し塗装としました。

https://tamworkroom.hatenablog.com/entry/48642692

補修は時々、全面塗替えを1回しております。

https://tamworkroom.hatenablog.com/entry/49634223

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TVがあると一層楽しくなります。2台目です。

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食洗機も2台目となりました。

前回は引出し式の出始め、便利だと思いましたが今回はオープンタイプ。

容量は大きいと感じます。

扉板はDIY塗装。同色・同艶なので違和感は全くありません。

https://tamworkroom.hatenablog.com/entry/49690002

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シンクは2槽、グローエの浄水器用水栓とK4という定番シャワーホース水栓です。

2槽は1次洗い(泥もの)、2次洗い(泥等を流した後のもの)という感覚で利用しています。

浄水は調理用でふんだんに使うため流量の大きなものを使用しています。

シャワーホースはシンク洗いには便利です。

水栓も経年で不具合が出てきます。

浄水器の吐水口からのポタポタ漏れはカートリッジ(昔のパッキンに該当)のすり減りによるもの、5年くらいで一度DIYで交換しました。

グローエは部品表が取れるので、代理店に部品番号を伝え取り寄せて交換しています。

グローエのドイツはキッチンも最先端で、大切にすると聞いています。

DIYのことも十分考えているのだと思います。

K4はシャワーボタン部の樹脂がすり減ってしまったため交換しました。

水栓の価格は高額ですが一生ものとして使っています。

https://tamworkroom.hatenablog.com/entry/49340815

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ランドリー収納。

ドラム式洗濯機は2台目。大型化となり扉を5cmほどDIYカット。

扉は練心材(空洞なし)で造っているので小口塗装で違和感はありません。

洗濯機すぐ上のパイプにハンガーを掛けていたのですが上棚に移動となりました。

https://tamworkroom.hatenablog.com/entry/49370390

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調理台流し下は米と油、フライパン類。

フライパンはティファールの取手が取れるタイプを使用していましたが、鉄製に切り替えています。

排水口があるためこの当時は収納がコの字です。

今は薄型横引きトラップがあるのでもう少し収納を増やすことが出来ます。

排水口口径は変わらないので変更は可能。

引出し前板残し中箱交換で収納量は増やせます。

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上は鍋、調理道具。

鍋は取手、つまみが外せ入れ子となるものが収納に便利です。

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コンロ廻りは調理道具と調味料

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下が20Lゴミ箱2コ(生ゴミ、プラスチック資源ゴミ)とゴミ袋、排水ネット等の収納

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レンジフード上に水切カゴ。

グリル、オープン排気口に料理残材は入り込むので、コンロガラストップと同色のカバーを購入。

ものを増やすときは色をそろえるのが良いかと思います。

ゴトクは2度ほど交換しています。

オーブンのパネル交換もしました。

グリル皿も交換しています。

不具合の我慢は良くありません。

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調理台上は軽量の調理道具。

部屋の広がりをつくるために手の届く範囲の収納としています。

戸棚下にライトを埋めこんでいます。

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食器棚は幅1200。

下は4段引出し。

和・洋・中で食事が楽しくなるようなものに移し替えています。

和食器は砥部焼となってきました。

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上棚はグラス、洋食器です。

ダンスク、ボダムとなってきました。

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家電台です。

ミキサーを使っていましたが、ハンドブレンダーの方が後始末が便利です。

庭のジュンベリーの実を冷凍して置き、牛乳とブレンドしています。

鬱陶しい種は底に残るので、コップに移し替えれば完璧ジュンベリーミルクの完成です。

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炊飯器は引出式ワゴンで収納しています。
蒸気と見栄えで家電台に置きませんでした。

炊飯器下にバウルー等の調理器具を入れています。

床面に近く埃が入るのでDIYで扉をつけました。

https://tamworkroom.hatenablog.com/entry/49791566

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洗面扉上には保存ケースを収納しています。

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冷蔵庫側板パネルは掲示板利用。

3段の網カゴはビン、カン、ペットボトル、牛乳パックの資源ゴミ入れです。

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冷蔵庫上は大型調理道具、器具が入っています。

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冷蔵庫脇はアイロン台収納です。

 

コンパクトなキッチンで収納出来る量も少ないですが、その中で出来ることを行い

毎日が楽しくなるようにすることが良いのかなと思っております。

 

真夏に日陰のありがたさを感じる

 

毎日夏日が続いています。

絶好の洗濯日和です。

しかしながら、強い日差しには外に出る手前で一旦躊躇してしまいます。

我が家の洗濯物干場は東向きにあり東向きと北向き窓があります。

日差しの強い季節は建物の日陰になる北向き出入口のありがたさを実感します。

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夏の暑い日は室内での仕事が一番です。

そんな暑い日でも現場監理があります。

我が家の駐車場は北側にあり建物の日陰となります。

このありがたさを実感しています。

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梅雨の日の晴れ間の窓の外

梅雨の晴れ間、窓を思い切り開けたいところだが、都内の住宅地の30坪一杯に建てた住まいでは隣家が迫り視線がどうも気になってしまう。

朝起きて木製ブラインド越しに見える朝日の中の住まいと緑は、心を落ち着かせてくれる。
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上階に上がり、隣家の視線に入らないように窓を開けブラインドを調整する。
テラスの花が朝日を一杯に浴びている。
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今日は、蝶々もお出ましです。
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炊飯器ワゴン下の収納蓋

わが家のキッチンはオリジナルデザインの製作家具です。
製作家具の場合、凝りすぎてコストが上がらないようにするためか、後々こうしたら良かったと思うところが出てきます。
炊飯器は使用しないときはしまいたいという思いと、水蒸気対策としてワゴン収納としました。
デザインで炊飯の作業性と衛生面を考えて、炊飯器置台下に普段使用しない調理器具の収納を設けましたが、床面に近いためか埃が付きやすい場所となり、使用前に清掃となり不便をしておりました。
今回、その場所に蓋をつけるDIYを行いました。
片面は塞ぎ、片面に蓋を設けました。
使用材はシナ合板です。
塞ぎ部は切断で多少の隙間が出ても塗装とコークボンドで綺麗に納まります。
蓋つまみと丁番が出っ張るためワゴン収納側板部につまみ避けガイドの硬質ウレタン材を取付けました。
全て手持ち品でつくることができました。
つまみは手芸材料の緑の木製ビーズです。
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炊飯器ワゴン。炊飯時は排気口を手前にし周りに水蒸気がかからないようにしています。
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収納時
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蓋付
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穴塞ぎ
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蓋開け。蓋は開けた状態で止まります。
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ガイドの硬質ウレタン。

12年半が過ぎようとしていますが、製作家具であり、扉をメンテナンスし易い塗装とし、傷つけば補修としているので、今回も含め、ビルトイン食洗機取替時のパネル問題などDIYもし易く(前回DIYブログ参照)、手づくり感があるためDIYもあまり目立たずに済みます。

ハレの和室4題

お客さまをお招きしたり、法事を行ったり、茶会を行うハレの和室です。

1.古材を利用した和室

床柱や欅柱の古材を利用した和室です。書院窓も再生利用をしています。
古材の力強さに負けぬように、赤味秋田杉、漆和紙、手漉き楮紙や聚楽土壁など吟味した材料で引き締まった空間を演出しました。
天井一体照明は製作です。
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2.明るく落ち着きを演出した和室

聚楽色の壁、敷目天井、若草色の畳縁、襖紙はきらら版木押し、造作は檜で明るく落ち着きを演出した和室です。
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3.月と波を表現した和室

床の間の壁は下弦の月、書院は雲間の満月、障子の桟で波を表現しました。
カシュー塗の赤と黒。揉み和紙の金と銀が質感を高めています。

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4.茶室仕立ての和室

縁側に水屋のある茶室仕立ての和室です。
壁は黄土塗の大壁づくりです。
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在来浴室9題

私どもと住まいづくりをおこなう方でも、ユニットバスをご希望される方も多くおります。
防水のこと、清掃のこと、暖かさのご不安など経験や知識でご納得されているようです。
知識においては様々な情報がありますので、やはりご不安なら在来を強いてのおすすめはしておりません。
また、在来浴層では長期優良住宅の認定が困難です。
ここでは、私どもの設計した浴室をご紹介します。
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1.里山の民家
青森ヒバの浴槽。
床、腰壁は抗菌効果のある麦飯石。
壁、天井は青森ヒバです。
やはり抗菌作用があります。
お母様のお住まいが檜の浴槽、浴室のため使用についてはご希望でした。
バスコートで坪庭を楽しめる浴室です。
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2.終の棲家ーやすらぎのデザイン
オール木曽檜の浴室です。
吐水口も檜で製作しました。
このクライアントさんの浴室づくりは3回目となります。最初は伊豆石の浴槽、2度めは浴槽を檜に入れ替え改修。
今回と同じ仕様に改修しました。
スノコは毎日たてかけて乾燥させています。
面倒ですがやはり床の木が良いそうです。
この浴室は娘夫妻に改修してお住まいを引き継ぎ、隣に建てたお住まいのものです。
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3.住まう楽しみ
浴槽はジャクソンのジャグジーです。
床、壁はライムストーン。天井は湿気に強いレッドシダーです。
全てがご希望の仕様です。
フルオープンの木製浴室窓から次女がコーデネイトした植物を見て楽しみます。
ライムストーンは多孔質で汚れが付きやすく浴室には不向きな材料ですが、シリコンをしみ込ませて対処しました。
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4.夢をかなえる住まい
浴槽はカルデバイの鋼板ホーローです。
壁は大理石調タイル。床はサーモタイル、天井は塗装アルミ形材パネル天井です。
大きな洋バスというご希望、清掃の楽な大判タイル、浴室暖房機、調色照明(白昼色から電球色)などご希望を具現化しました。
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5.個性ある上下分離2世帯住宅
鋳物ホーロー浴槽。
床、壁タイル張り。天井はレッドシダーの浴室です。
鋳物浴槽はその保温性と熱伝導で体の芯まで温めてくれます。重量は100KG近いので設置は十分な検討が必要です。
目地は汚れが目立たない濃いグレーとしました。
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6.小さな住まい
樹脂浴槽。
床、壁タイル張り。
天井はレッドシダーです。
わが家の浴室です。
木造2階で、上層階につくりました。
小規模で下地をしっかりつくりFRP防水を2層以上にすれば地震等による亀裂は起こりづらくなりますが、おすすめはしておりません。
階下に浴室があり2重の対策があります。
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7.木造耐火でつくる木の住まい(長期優良住宅)
ハーフユニットはTOTOの08です。
長期優良住宅の認定品です。
壁、天井は檜です。
長期優良住宅と2階浴室、在来木張りのご希望のためこのようなかたちとなりました。
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8.OUR CABIN OUR DIY
INAXのハーフユニットバス。
壁、天井は杉。
私どもの山小屋の浴室です。
ハーフユニットバスは経済的な価格ですが、浴槽一体のため設置は大変です。
壁、天井の杉板は外壁に使用した貫板で程度の良いもの(節のないもの)を加工して使っております。材料は超ローコストです。
材料塗装は両面ミヤキの木肌美人をDIYしました。
下地胴縁もしっかり同材で塗りました。
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9.百景楼-海の別荘
メトスのジャグジーの温泉です。
ボイラーの対応年数は10年程ですが、クライアントさんのご要望です。
床は伊豆石、壁、天井は檜張りです。
外部に露天風呂があります。
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2階リビング窓の目隠し

わが家の西側に4階建ての共同住宅が完成。
2階リビング窓との窓の見合いを避けるために隣地に植えたわが家のシマトネリコの成果が試されるときがやってきました。
建設会社のご厚意で内覧をさせてもらいました。
4階までのわが家の窓の見え方を確認。
わが家からはちょっと心配ででしたが、予想は遥かに超えて満足行く目隠しになっていました。
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4階バルコニーからです。
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3階バルコニーからです。
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2階バルコニーからです。
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駐車場からです。
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焼印の銘板をつけました。