TAMの家づくり
事務所を初めて30年に近くなってきました。(29年目です。) 設計した住まいのメンテナンスも、前事務所担当のものでは35年以上過ぎたものもあります。 間取りの改修、設備の改修、構造の改修、断熱性の改修など大きなものから、模様替えなどまで色々と行っていま…
住宅省エネルギー技術設計者講習は、国が進める住まいの「平成25年省エネルギー技術対応」への国交省の補助事業です。具体的には、低炭素住宅など省エネルギーにした住まいの性能を確保するための技術を習得します。住まいを省エネルギーにすることで、環境負荷を抑えること…
道路と高低差のある敷地の一部を掘り込んで造った車庫のある建物を2題。 まずは、造成敷地にすでに車庫がありその上の木造2階建て住宅。 造成工事設計監理、建物設計監理共に修行した事務所で行いその担当。 車庫より建物につながる開口スペースに地下階段を…
スケルトン改修は主構造を残し他を全て新たにすることですが、 建物の内容、構造や費用によりスケルトンにする部分は様々です。 制約が少ないものもあればたくさんの制約がうまれるものもあります。 要望の理想や可能性を追い求める楽しさのがあり、やりがい…
建物の建て替えに際して、旧家屋に想いがのこることが多いと思います。 築50年程の旧家屋は、使用しない井戸を床下に残したままで水たまりができていました。配置も古くからの建物の関係で敷地隅にあり現在の敷地利用からはどう見ても不都合です。内外部の出…
庭や外部と室内の空間をつなげる半外部空間です。 そこでの生活を想像しながら提案します。 幼稚園の改修では安全性から人工木を使用しましたが、住宅では自然木をおすすめしています。 室内の木質フロア(フローリング)と同じ木質の同一感やハードウッド(…
外部窓を木製にする機会が少なくなってきた。 防火、防犯、断熱、遮熱などで規制や性能と手づくりがミスマッチになってきたこともあるが、何より経済面によるところが大きい。 これは、8年前に施工したテラス窓の枠。 防犯、断熱、遮熱ガラスを使用したため…
住まいの電球がLEDになる10年ほど前は蛍光灯ではなく温かい灯りの電球を使用していた。その中で長管のものが、オスラム社が製作していたリネストラランプだ。 ランプ単独でも美しいため、陶製ソケットにボール球をつけるように、リネストラランプソケットに…
・DIYとは何ですか? 住まいづくりを楽しむDIYとコストを軽減するDIYがあります。 設計者としては、住まいをより知って、長持ちするように面倒を見てもらいたいという気持ちなので、設計打合せや現場説明にも出来るだけ時間をいただいています。 その上で、…
中庭のある家のメリットは外内部の親密な空間が出来ること、空間の広がり、壁面が増えることで通風・採光・換気、特に採光が有利となります。 設計では無料のネットアプリケーションで中庭に入る光の一年を通じての光の到達面が正確に判断できます。 デメリ…
住いのインテリアでスケッチを描くことがあります。 イメージをお伝えするのに適当かなと思う場合で、スケッチ自体で作風を感じてもらえるかなとも考えております。完成と比べて見ると恥ずかしくなりますが、私共の設計した住いをお見せするより、また、1/50…
基本設計と実施設計の間に製作する模型は1/50です。 計画では色を使った模型をつくりますが、ここでは白いものとしています。 イメージを膨らますためと作り変えが簡便なためです。 この模型を見ながら、外部、内部のイメージをクライアントと共有化しながら…
内装リフォームの依頼をうけて提案をつくるときはスケッチを描きます。 お話をお聞きし、新しくなった空間に置くお持ちの家具や小物や絵画等また家電製品で利用するものなどを描き込みます。 家具など新しくする場合はクライアントの望むイメージにあった家…
提案依頼を受けて製作する模型は1/100です。 近隣を出来るだけつくりこみ、計画建物との関係が解るようにしています。 クライアントからの資料は敷地測量図があれば良い方です。 役所で近隣建物の概要書、道路図等を出来るだけとり、不明な部分は敷地の実測…
ピカピカしていた住まいは年月とともに落ち着いてきます。 8年目のお住まいは住まい手の感性とともに成長しているようです。 住まいの成長が楽しみです。
ホームページのトップに「家は人なり」と書き込みました。 新聞の「作家の家」という本の書評で出てきた言葉です。辞書等には見あたりませんが「人の家やインテリアを見るとその人の内面を見せてくれる、作家ならなおさらだ。」というようなことでした。 つ…
30年近く設計をやって居ますとクライアントの要望を実現するために色々と苦労します。敷地状況や間取り希望、コスト調整は常にありますが、特別の要望というもでおもしろいものがあります。 これもお医者さん、お医者さんの日常は私の知る限り起きる、寝る…
宮脇檀先生が亡くなられて丸8年がたった。先日、9周年の偲ぶ会に参加してしばらくぶりに旧宮脇研究室の方々と楽しい時を過ごさせてもらった。私は1981-1988の在籍なので、もう20年以上も前となってしまったが。在籍中は建築を目指すもの「いいものを食べ、…